2010年7月22日木曜日

治療 8日目 今日はタキソールだけね。

今朝は、土日でも無いのに後ろ体重な時間の流れ方をしていた。
ゆっくり、ワンテンポ後ろに外されているような。
目の前に予定がある人間は、イラっとさせられる。

ともあれ、採血をして貰って、白血球数が治療に耐えられる数はちゃんとあるので、8日目の治療を受けました。
初日のレジメンから、カルボプラチンとアバスチンを抜いたもの。
初日以外の治療日には、タキソールしか抗癌剤は入らない。
タキソールを入れたあと、100mlの生食をだーっと流して、血管炎の予防なんでしょうね。

以前やった、ビノレルビン/ナベルビンも温かいおしぼりで血管を温めながら点滴を落としたり、同じように生食をだーっと流してました。
たぶん、あいつは最強なんでしょうな、終わったあとには、皮膚の上から血管に向けてステロイドを塗って血管炎を抑えようとしてました。でも、あんまり効果が無かったかな。かならず3日4日は傷んでましたよね。
あれで、左腕の血管はボコボコになったのだ。

採血をして、結果を確認して薬剤をオーダーして、薬局から薬剤が病棟に上がって来て。
後ろ気味の展開ですが、薬剤が少ないから昼前には終わりました。
よかった。
ボコボコの上に、「血管が細い」と非難までされてしまうようになって(笑)
若い看護師は左腕を一瞥して「右腕にしましょう」とすばやく諦める。
ま、スイスイと終わったから、いいんだ。

やっはり、タキソールはフワフワする感じ。
すこし、フワフワが続いたので14時頃から一時間チョット、横になってました。
この感触は、外来ではどうなんだろう。
ゆっくりしてから、帰らないとフワフワに耐えられるかな。
順当に行けば来週もタキソールがあるので、もう一度、体感してみましょう。

さて、今朝の採血結果を羅列ダラダラ。
AST 41 IU/l
ALT 50 IU/l
γGTP 118 IU/l 肝機能はワルくなる?

溶血 0
黄疸 0 終ってくれたかな。

WBC 3540 /ul
RBC 368 *10^4/ul
Hb 12.4 g/dl
Ht 37.1 %
Ne 1900 /ul 53.7%
Ly 1313 /ul 37.1%

白血球数はそんなに変わってない。
でも、赤血球。
ヘモグロビンが下がり始めた。
末梢酸素濃度が低くなるのはコイツのせいにしておきたい。
(検査値略号)

ご飯は、口内炎が痛まなくなって、むしゃむしゃ食べられるようになった。
まだ、瘢痕状態。最後の方はひどかった。六月のはじめから、舌先が1.5cm×.5cmの楕円型にエグレていって止まらなかった。
痛く無いところをつかって、チマチマと噛んでは、ほとんどを呑み込むような食事はまったくよろしくない。
舌先なので、咀嚼で食物を口の中で廻せないのは、キビシかったな。
あのまま、タルセバが続くと、さらにもっとえぐれていたのな、きっと。
止まってよかった。本当に嬉しい。

ご高齢の方では、胃瘻なんかじゃなくて、食事介助を積極的に導入して咀嚼を促すと状態が良くなるとも聞くものな、と無責任に書いてみる。ほんとうに無責任にだ。
で、実際に口全体を使って、ご飯ももしゃもしゃ食べていると、いい気分になるし、幸せだと感じる。
ソレから離れていたことを、辛いことだなぁと感じる。
病院の食事は、基本的に美味しくはないけれど、でも、おいしく感じる。
食事の時間が、とても待ち遠しい。
あと、20分。