2010年10月31日日曜日

CTの画像

この間のCT画像。
藁半紙にレーザープリンターで印刷されたものを自宅の複合機でスキャン。

いずれも右肺、向かって左側の下部にある腫瘍。
左から右が経時変化。

経時変化による脂肪の付着具合も観察デキマス。

2010年10月29日金曜日

おとなり。

台風と、ハロウィーンの準備はお済みでしょうか?
こんなに肌寒いのに台風ってのもなぁ。
どこかに紅葉を観に行きたい気分ですが、この秋は色付く前に散ってしまうんじゃなかろうか。

毎年、様子のおかしいのが加速しているような気がしますね。
そういえば、12月に台風が来たこともあったよなぁ。
世の中、なにがあってもおかしくは無いんでしょう。

向かいのベッドに、検査入院で入っていた、昭和ひと桁生れのお爺ちゃんがいたんだが、ま、温厚な感じのよいじいさんだった。
検査結果は、残念ながらよろしくなかったんだが、体力的にも化学療法は難しいみたいだし、とりあえずステロイドでも入れもって、自宅近くの紹介元の病院に帰って治療しましょうかねって感じで、今日は退院の予定だった。
が、どう云う訳か、昨晩、トイレで転けた。
私が、22時をまわってボチボチ寝ようかなって算段をしていると、爺ちゃんはゴソゴソしはじめて、突然ベッドから落ちた。

ほんの数時間のあいだに、二度の転倒である。
ま、普通の状態でも何事かいなって感じだ。

頭もぶっつけたみたいだし、退院予定だったが、朝からCTとって。
どうにも半身に力が入らんらしくって、脳外の往診を受けたりしてた。
どうも転けたのは、その半身に力が入らんことからで、それはどうも脳梗塞から来ているという事が明らかになった。

ま、ずーっと傍で一緒にみていた訳ではないが、同室だと聞こえるし、様子はわかるしプライバシーなんてどこにもない。

退院予定で、お迎えに来ていただいたお身内と、脳外科の病棟にお引越しされて行った。
ま、また再梗塞するおそれがあるので、薬剤治療を施しながら二日ほど泊まって帰りなさいってことだ。
退院した後、自宅でひっくり返るより病院で引っくり返る方が、予後はマシだろうから、同じ脳梗塞を起こすにしても対応の早い病院で見つかったのは、爺さんの日頃のおこないだろう。

耳栓する前に、ベッドから落ちてくれたので気が付いたんだが、耳栓してても気が付いたかな?
なにせ、他の皆さんははぐーすかぴーだったからなぁ。

なにが起こるかわからんものよのう。
とは、おもった。

とりあえず、大過なくアバスチンが使えているけど、わしも血栓とかが出来たら同じこと。
フロアーが移動になることだってあるのよね。
しかも、そっちの方がかなり怖いな。

ややこしい病気を、ひとつだけじゃなくって、ふたつも三つもかかえるのは大変だよね。
ひとつだけでも、十分に生命予後をおかしくするのに。
生活習慣病は予防できうる限り、そうするに越したこたぁ無いです。
糖尿病や、循環器系のコントロールついてない状態ってのは、ほかの疾患を合併した時に治療の選択師が減るもんね。
ってのは、その爺ちゃんが引っ越した後に緊急入院で入って来たおじさんが、ちょうどそんな感じだからでした。

それでも、わたしよりずいぶん長命でらっしゃるわ。
負けてらんないわん(笑)

2010年10月28日木曜日

ひまつぶし。

台風が近づいていて、気圧がうごうご。
すこし、オペ創が痛みます。
あたまも、少し重たいものだから、昼食後はウトウトして過ごしました。

今日は、ルーチンの血液検査。
先週は、してもらえなかったけどね。

WBC 5,160 /ul
RBC 343 *10^4/ul (L)
Hb 12.0 g/dl (L)
PLT 23.7 *10^4 /ul

Ne 2,950 /ul
Ly 1,930 /ul
Mono 259 /ul

まだ、変化なし。
安心して、外泊させていただけます。

見込みでは、週末封切りのプリキュアの映画にいかなくてはいけないらしい。
いまは、ナニ・プリキュアなんだったっけか。
忘れたな。
フレッシュは終わったんだよな。
今のは、まんまドレミちゃんみたいなヤツ。
オールスターズは、観ていて勢いがあるんだが、現行TVシリーズ単発のヤツはもう一つなんだよなぁ。
と、保護者でついて行っているだけの私はそう思う。
プリキュアに「萌え」の方はいるようで、前回は劇場でお隣にいらっしゃったが、娘が気持ち悪がること。
私も、気持ち悪かった。
わからんでも無いが、わからんな。

今週の予定は、それくらいかな。
台風がやってくるな。

そうだ、帰ってiPadの同期をせねば。
Softbankの3G回線でもアプリはダウンロード出来るのだが、20MBを超えるものは、WiFi回線か、PCに接続してiTunes経由でしか出来ない。
3Gで出来ないんなら、「出来ないです」で終わってくれればいいのに、何回も出来ない状態にもかかわらず同じ回線で挑戦するから、普通に使っている最中に割り込みが起こって、とても煩わしい。
どこかで、マニュアルで止められればいいのに。
要するに、PCと接続して同期しない限りは、20MBを超えるアプリはダウンロード出来ないまま、ずーっとトライし続ける仕様なのだ。
PC接続が出来ない上に、近くのマクドにも立ち寄れないとWiFiも使えない。
とても困る。

昨日、機嫌良く遊んでいる「WE RULE」がバージョンアップしたのはおめでたくて、とても良いことなのだが、うっかりバージョンアップを選択してしまい、それが65MBとかの容量だったのが運のツキ。
延々、ダウンロードにトライし続けるバカiPad。
しかも、バージョンアップを選択したせいなのか、通常の「WE RULE」が起動しなくなってしまった。
あー、ゲーム中の畑の作物は枯れてるだろうし、バイトに来ていただいた方々には申し訳ないが、今回は無報酬になりそうです。ゴメンなさい。
帰って、同期したら新しい「WE RULE」でまた遊びます。

箱庭系のゲームはたくさんあって、本当に入院生活のヒマつぶしに最適なのです。

2010年10月27日水曜日

ごくらくねぐされ。

一気に寒くなってきた。
先週入院した時には病室が暑くて、自宅から半袖を持ってきてもらい、それで過ごしていた。
流石に病棟内も半袖では過ごしにくくなってきたようなので、もう半袖はおしまいだな。
秋は、どこに行ったんだろうか?
どうも先行きが読めません。

自分自身の病状にしても、いまはなんとなくアバスチンが効果を示している様子だけれど、ひょっとしてひょっとこして、ややこしい処にまた転移なんてしていたりすると、きゃーっ でしょう。

と、昨日の夜はお隣のベッドのおじちゃんが、夜中にしくしくしているものだから。
今日は今日とて、お向かいの検査入院でなぜか肺炎併発の爺ちゃんが、結果が出て家族がぐちぐちしているから。

最近わりに、おきらくごくらくだ。
仕事はないしなぁ。

そうそう、再度、傷病手当がもらえるというご英断をいただいて、少し経済的には助かる。
所得保障保険では免責期間が3ヶ月あるので、無収入になる見込みだったのだ。
18ヶ月の間、給付を受けられる。
まことに、ありがとうございます。

あと、半年くらい経つころには復職不能になる。
が、それ以前に復職しようにも、所属部門はつい此の間、整理されてしまったので戻る処はない。
あたしゃ、管理本部付の籍だけ残っている人間なのだ。

リストラの時に、転職という選択肢はない訳でもなかったのだが、再びこの手の所得保障保険に転職した先で加入する事は不可能だし、転職してしまって、今の籍でいないと所得保障保険は使えないものね。
おとなしくしてるしかなかったのよね。

これから先も状況はずーっとそうだなぁー って事になると、何かの野心もないでしょう。
静かな海が目の前に広がっているざーます。
どこにもいかないし。
なにもないや。

以前みたいに、何とかしなきゃ、がんばらなきゃ、どうするの、どうするの?
ってのは、思わんなぁ。
リスクの高い事はもう出来ないすよ。
静かに根ぐされして行くようなもんですかね。

そう書いて見ると絵面が悪いですが、内心は静清していてとても安定しておりますよ。
ま、調子が悪くなったら、その範疇では無いでしょうが。
それまではアンハッピーリタイアメントで、おきらくごくらくです。

2010年10月26日火曜日

黒くなったり、ひかったり。

昨日の採血結果が許容範囲だったので、本日の治療はスムーズに始まった。
こういう良い状況は、ずいぶんと久しぶりのような気がする。
タキソールとそれにまつわるモロモロで、そもそもアバスチンは入ってないので全体の時間自体も短い。
11時前位には終わっていたような。

今日で、体にタキソールが入るのは11回目だそうだ。
処方䇳でいいのかな? 指示書かな? カルテじゃないな。
そこには、そういう情報も記載されているらしい。
数えてみたら、以前のレジメンでの回数もカウントされている。

もうタキソールでのショックは起こらないだろうと思うが、アレルギー対策で事前に服薬するレスタミン5錠が、回を重ねるごとによく効くようになっている。
そうだ、側管からガスターが入っている。
H2受容体が塞がるので、選択性はそんなに高くないレスタミンも、きっちりH1受容体にはまって実力以上に効くのかも知れない。

つまり、すごく眠い。

昨日から、六人部屋は満室。
繁盛してます。
火曜日は(変な)総回診がある。
いま、入院したてのぺーぺーなので、入り口のベッドにいる。
回診でやってくると、病室の入り口の入院患者の名札の前に集って、名札をみながら担当医が、患者ごとの病名・治療内容・現在の治療日数・治療経過を簡潔に副部長に報告して、質疑応答がある。
副部長が患者の前に顔を出すのは、入院して最初のときだけみたいだが、病状の報告はみんなで共有しているみたいだ。
いちおう、わからないように略語・略号・隠語で説明されているけど、知識があればそれなりに。
聞くつもりではなかったが、すでに治療が始まっていて点滴を受けながらぼーっとしている時だったから、ぜーんぶ頭に入ってきた。
基本的に、他人の病状に興味も無ければ、驚くような病状の方もいなかったので、もう忘れたけど。

いまは、すごく眠いんだけど、夜になると寝付けなくなる。
先回の入院時には、レンドルミン1.5錠でやってみたが、よろしくなかった。
先週は、2錠までいったら、けっこうよかった。
今日も、それで行ってみようと思う。


だいぶん髪の毛が戻ってきたと、よろこばしい評価をいただいた。
たしかに先週くらいから、ちゃんと黒くなってきた。
某草薙くんは、一週間に2,3回も頭皮を染めてゴマ化しているという噂だが、元の毛が無いと格好がつかないよな。
おいらがやったら「かっぱ寿司」の変装した宇宙人になってしまう。

が、しかし、あと三週間でまた抜け始めるんですけどね。
五厘坊主が黒くなったり、うすくなったり、ひかったり。
周期の長~い、灯台( ? _ ? )
船が沈みまくるじゃないか。

2010年10月25日月曜日

動きが足りない。

月曜日。採血がございましたので、おもだったところをば。

TP 6.7 g/dl
ALB 4.2 g/dl

AST 33 IU/l
ALT 28 IU/l
γGTP 122 IU/l (H)

BUN 19 mg/dl
CRE 1.17 mg/dl
UA 9.0 mg/dl (H)

CRP 0.037 mg/dl

WBC 4,460 /ul
RBC 334 *10^4/ul (L)
Hb 12.0 g/dl (L)
PLT 24.3 *10^4/ul

Ne 2,609 /ul
Ly 1,561 /ul
Mono 245 /ul

尿酸が高いのが、しばらく続いてんだよな。
ウラリット頂戴って言ったんだが、様子みましょうになった。
ザイロリック頂戴っていってるわけじゃないんだがな。
高尿酸血症も体には良くないんだがな。

まだ白血球はあるので、明日の治療が出来ますよ。
まだまだ、大丈夫。

そうそう、外泊して来たんだが、検査値やら何やら紙ベースの資料を持って帰るのを忘れていたので、Google Documentは、更新出来なかったのだ。また来週、自宅に帰られたらやるつもりです。


今回の治療を初めてから、体重が増え続けております。
もうすぐ、累積で4Kgを超えようとしている。
あまりよくない。
ヘモっぽいのも体重増加による腹圧亢進が一因である事に間違いはない。
当てにならないバナナだが、これは外すわけにも行かず。
総カロリーを抑えるためには、ごはんを減らすしかないのか‥‥
タルセバの口内炎がなくなってからというもの、ごはんが美味しくてばくばく何でも食べてますから。
うーん、なやましい。

ま、運動不足なのよね。
散歩にでも行けたらなぁ。

2010年10月22日金曜日

とおりゃんせ。

今朝も採血がなかった。
あれれ?
なんだか、置いてきぼりな感じです。
明日なのかな? とか、思っているうちに
外泊許可は出ていました。
あ、そう。

ま、まだ白血球がどうのこうのの段階ではないわけです。


しかし、体調の方はと言うと、初回投与分での自覚症状の副反応としては、ピークを迎えております。
だるい、、んかな?
あさから、ずーっと眠たい。
目の奥が、あの、風邪引いて熱が出ている時みたいな感じ。

そんなわけで、今日は氷枕でだらだらゴロゴロ。
お腹の上に自立するiPad。
あゝ、なんて便利なこのケース。
買ってよかった。
半日だらだらしていたら、なんとなく復活して来ましたよ。


恐怖の便通は、するりんとは行かなかったものの、てひどい仕打ちをされる様なこともなかった。
今日のところは事故もなく、安心。
しかし、明日もまたやってくる。
すこし、ウサギさんやらシカさんたちが合体したような様相だから、水分もしっかり摂りますよ。

みなさま愛用のマグミットなるものを、ついにと言うか、やっとと言うか、入手する運びとなりました。
これで、便通に不安があればこれを服用するわけですが、前もって計画的に服用することでその効果を発揮するそうなので、未だ使用には至っておりません。
いつ、試すかな?
今回は、なんとかなりそうなので来週かな?
一回は2錠までで、一日三回。
便に水を含ませるので、すぎると下痢下痢になってしまうんだそうだ。
一番、良い量を各自で模索して、服用するものらしい。

これはじめるとね。
毎日、看護師さんに聞かれるようになるんですよ。
「マグミット、何錠飲んだ?」って。
それが煩わしそうな気がしてます。

2010年10月21日木曜日

するりん。

気がつけば、もう4日目。
初っ端のCTのお陰で切迫感が薄れているので、下手な合宿ムードなのかも。
第一日目の副作用的にはそろそろ山場を迎える頃ですが、顔がアンパンマンなところを除けばいたって快調。
休養を十分にとって来たことと、過去二回分の経験の賜物かも。

若干、ヘモっぽくなっていたので便秘に恐怖しているのだが、今日の分はするりんだった。
明日以降が危険かも。

今回、入院した病室は、先回と全く同じ部屋。
特に気にしてなかったが、退院した頃に入っていた方がまだいるのだった。
どうも、まわりは熱発の嵐で、なにが原因なのか殆どの方に抗生物質が経口、さらに点滴、さらに薬剤変更と、あんまりいい感じではない。
なんだろう、隣のじいちゃんなんか、かなり怪しいんだが。
近々、詰所の横に引っ張られて行きそうな勢い。
頑張れじいちゃん。
おとなしくて、人がよさそうなじいちゃんは応援するぞ。


TUNEWEAR iPad用PUレザーケース TUNEFOLIO for iPad ブラック TUN-PD-000006
FocalPointComputer
っていうのを、Amazonで手に入れた。¥3,100-だった。

これまでは、Apple純正の合成樹脂みたいなので出来た黒いカバーを使っていたんだが。
それはそれで、使い勝手がよかった。
でも、単体で持ち運ぶのには、ちょっと持ち歩きにくくて、単純にどこをどう持ったらいいのか困っていた。
今回の購入分には、なんとストラップが付いている。
ちょっと見ると、集金バッグみたいだ。

ケースの機構で、チルトスタンドとして、角度を調節できるのも魅力だった。
が、カタログ上ほどの融通さはないように思われる。
マジックテープで固定されるので、角度のホールド状態は良好だ。
台座が、広いので安定感がある。

何しろ、氷枕でベッドに横になって、お腹の上にiPadを自立させて操作が可能になるとは思わなかった。
楽ちん。
寝っ転がって、文庫本を読むように扱うにはiPadは重すぎるのだ。
腕を鍛えるんならべつだが。
ゴロゴロに拍車がかかるぜ。

さて、今週は帰られるのかどうかが分からないので、入院時の検査値を残しておこう。

2010/10/18

TP 7.2 g/dl
ALB 4.5 g/dl

AST 32 IU/l
ALT 18 IU/l
γGTP 114 IU/l (H)

BUN 17 mg/dl
CRE 1.14 mg/dl
UA 9.9 mg/dl (H)

CRP 0.077 mg/dl

WBC 5,250 /ul
RBC 367 *10^4/ul (L)
Hb 12.7 g/dl
PLT 33.3 *10^4/ul

Ne 2,614 /ul
Ly 1,989 /ul
Mono 567 /ul


2010/10/12

CEA 10.7 ng/ml (HH)
SLX 22.6 U/ml [0.0~38.0]

腫瘍マーカーは、先週の分。
月一の算定だからね〜。
SLXの正常化(?)、やっぱうれしっす。

ルーチンは、木曜日が採血ですが、今日は血を採って貰わなかったので、明日かな?
でも、今は採血結果より便秘の方が恐怖なのよね。
明日も、するりんだと良いな。

2010年10月20日水曜日

画像診断報告書の追加。

8月11日の画像診断報告書をまとめたものに、追記しますね。
ながくなってごめんなさい。




6月18日、CTの画像所見 (Dr.N)


画像所見


♦多発肺転移のフォロー。 それぞれ一回り増大中。
♦縦隔および左肺門リンパ節転移出現した。
♦肝転移認めない。
♦脳転移治療後、瘢痕もなくなった。


画像診断


lung meta, LN meta




________________________________


7月12日、CTの画像所見 (Dr.I)


画像所見
2010/06/18と比較しました。
◎肺ca加療中。follow中の肺転移巣は一部増大して見えます。
◎縦隔、左肺門リンパ節はサイズ同等です。
◎腹部諸臓器には明かな腫瘤影は同定できません。


画像診断


肺ca加療中




________________________________


8月9日、CTの画像所見 (Dr.N)


画像所見


♦前回と比べて、(7月12日)
多発肺転移は最大径のものは19mm径で有意な変化無いが、内部に壊死認めるようになった。他の箇所の転移巣は縮小傾向あり。
左肺門リンパ節に縮小あり。縦隔リンパ節には変化なし。
肝転移明らかでない。


画像診断


lung meta:SD
LN meta:PR


________________________________


10月18日、CTの画像所見 (Dr.N)


画像所見


◆経時的に見て、
多発肺転移は左S8に小径のものが残るのみとなった。尚、右のS10にあった最大径の箇所にはpneumatoceleが残存。
左側縦隔や左側肺門にあったリンパ節は食道傍のものを残してほぼ消退した。


肝転移認めない。
CT上は脳転移認めない。


画像診断


lung meta, LN:PR


________________________________




てなわけで、左肺に一つ、食道の横にリンパ節転移が一つということです。
減ったね。
よかったね。


んなこと言ってもですね、タルセバのときにもちっちゃいつぶつぶはみーんな消えたように見えていたんですから。
消えてなくなったように見えても、がん細胞は必ず残ってます。
外科的にごっそりとるなりしないと、基本的に治る病気じゃありません。


さて、少しの熱発で37.0℃、やっぱり少しムカムカ。
ステロイドが今回は顔によく出ていて、アンパンマンです。
それ以外は、どうと云うこともなく一日が終わろうとしております。




pneumatocele:気瘤
肺気瘤,ニューマトセル pneumatocele
典拠: すぐ身につく胸部CT2版 [76, p.264] ,典拠: 胸部単純X線診断2版 [116, p.92] ,典拠: 標準外科学8版 [104, p.342] ,典拠: NEW外科学2版 [77, p.336]
概念:炎症の過程で肺実質内に生じた過膨張性の気瘤であり、ブドウ球菌性肺炎に合併する。 肺胞壁の破壊を伴なわず、しばしば自然消失する。
原因:典型的には乳幼児の黄色ブドウ球菌性肺炎に続発する。
検査所見:胸部CT所見 壁の薄い、内腔が平滑な嚢胞性病変を呈し、air-fluid level を伴なうこともある。


合併症:膿胸
治療:しばしば自然消失するほか、テトラサイクリンの胸腔内注入で縮小するため、原則として外科的治療を要しない。 ただし膿胸に発展した場合は緊急に胸腔ドレナージを施行する必要がある。

2010年10月19日火曜日

三回まわって、

治療開始は、思ったより早く決まったんだが、クスリが病棟まで上がって来なかった。
なので午前中は、待惚け。
今日は朝から野良仕事〜♪ だったっけ?


切り株にウサギは引っかからず、午後からスタート。
午前中に開設した点滴ルートが、どういう訳か使えず再度開設。
今回は三度目のアバスチンが30分のDIPで時短になり、初回から比べれば三分の一の時間で済んでいるが、昼から始めるのは、どうも感覚的には実際の時間よりも、余分にかかっている様な気がして、不思議だ。
うん、長かった。
ほーんと、ながかった。


昨日、記事を書き終えた頃に、また担当医がやってきた。
昨日は、何回顔をあわせて話をしたのか?
多めだ。
会わない時にはまーったく会わず、二日位会わなかった事も。
ふしぎだ。


何しにやって来たのかと思うと、手に紙を持っている。
その前に話していたCTのハードコピーをとって来たようだ。
アバスチンでの一回目の治療後のCTと、昨日の三回目の治療直前の腫瘍部位のスライスを並べてある。
そういえば、先だってのCTは読影レポートのイメージが強くて、撮像されたものが記憶に残って居なかったな。
話に聞いていた 中抜けした一番大きい腫瘍。


よくみてみると、中抜けはそんなにいいものじゃないって感じだな。
もっと、気持ち的には大きかった筈なんだが?
でも、直前では輪郭が薄皮になってる。
って、ほぼ形が維持してないね。


もう一枚、右に一つあるやつ。
これは、消えてますね。
この粗い撮像画面では、そう見えます。
今日の回診の時、担当医は、副部長に著効例って紹介してたな。
そうかな?
眉にぬる唾は、一杯もってるぞ。


回診中のみんなして「アバスチンも効く人には効くんだ〜」
不穏当な発言は慎みなさい、使っている人が聞いたら気分が悪くなるぞ。
あばすちん、現場の評判悪いのか?


また、読影レポートを手に入れてみます。




いや、今日は長くて疲れた。
早く眠りたいが、たぶん、ステロイドで寝つけない。
なにして夜遊びしよう。

2010年10月18日月曜日

ふたたび。

本日から、本年度は二度目の入院です。
キリの良い、月曜日スタートですよ。


9月の中旬に退院してから、白血球が回復するのを待っていた訳です。
約、一ヵ月掛かりましたよ。
その間は、さして体調の変化もなく、のんびりと過ごしました。


良いお休みで。
はい、良いお休みでした。


体育祭があったり、イベントごとがあったりと、自宅に居られてちょうど良かった。
そう云う意味でも、とても充実しておりました。




さてこの度の入院は、前回の続きで、アバスチン+カルボプラチン+タキソールでの治療を行います。
三回目のサイクルになります。
入院初日から、ざーっと必要な検査をやっつけました。
ムンテラやICの類いは前回の続きと云うコトから、既に済んでいると考え、可能なら明日から治療を始められる見込みです。
さくさくっとまいりましょう。


先週の外来での腫瘍マーカー、CEAはアバスチンでの治療開始前の、十分の一程度になっております。
ま、上限は超えてますが。
が、SLXは正常範囲に落ち着いております。
今日のCTのレポートは後日ですが、最初のサイクル終了時のCTの出来が良かったですから、ボチボチとこの治療を継続するのは意味があるようです。


このところ、アバスチンは他の領域の適応に関してネガティブな報告が多いので、寂しい感じですが、私にとっては良いようです。


いま、担当医がベッドサイドに来られて、今日のCTの様子を教えてくれました。
「とても、良いようです。」
「すごく効いている様なので、明日から始められる様にしましょう。」
って。
すごくって、どの程度なんかは知らんが、ま、ボチボチって感じでいいんだろう。


ま、クスリってのはいろいろと奏効率を問われて、効くだ効かんだと云われ、率が高い方がいいクスリって事にはなるんだが、患者ごとの効く効かないは、0%か100%かどちらかしかない。
奏効率が1割に満たないクスリでも、私に効果があればそれでイイ。
とまれ、こいつも何時迄も効く訳じゃないしな。


ま、さくさくと予定が前に進んでいて気持ちがいい感じです。
このまま、気分良く過ごせる事を祈りましょう。


んじゃ、明日から。

2010年10月16日土曜日

休養期間終了です。

来週から、毎日更新モードに戻ります。