2011年9月28日水曜日

部橋妻部維持単独と大腸癌

学会スペシャル:第16回欧州癌学会/第36回欧州臨床腫瘍学会
2011年9月23日~27日 Stockholm, Sweden
2011. 9. 28
進行大腸癌に対する化学療法+ベバシズマブのファーストライン治療が奏効するとベバシズマブのメインテナンス療法によりPFSが良好に【EMCC2011】
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/gakkai/sp/esmo2011/201109/521743.html
加藤勇治=日経メディカル別冊編集

関連ジャンル: 大腸癌
 転移を有する進行大腸癌に対するファーストライン治療として化学療法+ベバシズマブが奏効した場合は、同治療で病勢安定だった場合と比べて、ベバシズマブによるメインテナンス療法によって無増悪生存期間(PFS)が延長することが、レトロスペクティブな解析から明らかとなった。9月23日からスウェーデン・ストックホルムで開催されたThe
2011 European Multidisciplinary Cancer Congress(EMCC)で、イタリアUO
Oncologia Medica AUSL ViterboのL. Moscetti氏が発表した。

 ファーストライン治療として化学療法とベバシズマブの併用が奏効した進行大腸癌に対するベバシズマブのメインテナンス療法の有効性については、エビデンスが十分ではない。

 そこで同グループは、進行までベバシズマブを投与するメインテナンス療法の無増悪生存期間(PFS)に対する効果を後ろ向きに解析した。

 対象は2005年から2010年までに1施設で継続して治療を受けた、転移を有する進行大腸癌患者220人。ファーストライン治療として化学療法+ベバシズマブ治療を受け、完全奏効(CR)、部分奏効(PR)、病勢安定(SD)が得られた199人を解析対象とした。

 199人のうち、ベバシズマブのメインテナンス療法を受けていた117人(メインテナンス群)と受けていなかった82人(非メインテナンス群)の患者背景に特に差はなかった。ファーストライン治療の化学療法としてFOLFIRIを受けていたのは両群ともに7~8割と最も多く、FOLFOXを受けていたのは両群1~2割で、2群間に差は見られなかった。メインテナンス群でCRあるいはPRだったのは65%、非メインテナンス群でCRあるいはPRだったのは61%、メインテナンス群でSDだったのは35%、非メインテナンス群でSDだったのは39%だった。K-ras遺伝子が野生型だったのはメインテナンス群72%、非メインテナンス群54%だった。

 ベバシズマブのメインテナンス療法の投与回数中央値は7回(範囲:3-25回)で、メインテナンス療法の有無およびファーストライン治療に対する奏効の違いに分けてPFSの解析を行った。

 フォローアップ期間中央値18カ月(1-109)の解析の結果、PFSは非メインテナンス群8カ月に対してメインテナンス群13カ月と有意に延長していた。1年PFSについても、非メインテナンス群27.7%に対してメインテナンス群53.1%と有意に高かった。

 メインテナンス群のうち、ファーストライン治療でCR、PRが得られたグループの1年PFSは62.6%、PFS中央値は15カ月、SDだったグループは1年PFSが37.1%、PSF中央値は12カ月。非メインテナンス群のうち、CR、PRが得られたグループの1年PFSは33.7%、PFS中央値は10カ月、SDだったグループは1年PFSが37.3%、PFS中央値は8カ月だった。

 これらの結果から、同グループは、ファーストライン治療でCR、PRが得られた場合、非メインテナンス群に比べてメインテナンス群は有意にPFSが良く、ファーストライン治療でSDだった場合は、両群のPFSに差は見られなかったとした。そして現在進行中のランダム化フェーズ3試験が必要となるだろうと締めくくった。

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大腸がんでは、ベバシズマブ単独での維持療法が効果があるみたい。
ここは、泣くべきか。(●´⌓`●)

NSCLCより、用量低くてもか。
モノが違うんだから、話は一緒じゃないんですけれど。

効かない人は、そういう事なんだから諦めるしかない。
ま、いつか死ぬんだからね。
(。╹ω╹。)

2011年9月27日火曜日

20110927 勿体

やっぱりだるいよねえ。
そう思って、いろいろと考えてみた。
肝機能が正常値の二倍を超えているわけだから。
それはね、肝炎て言うんだよ。
おや?

これまでも、それなりに薬剤で肝機能がふれていたではありませんか。
いや、やはり、数値が三桁に近くなってくるということは、それはやっぱり肝炎でしょう。
肝炎っていうのは、中途半端な倦怠感と中途半端な微熱に代表される、あれですね。
あら、失礼。
でも、これがダラダラ続くわけですね。
結構、辛いか。
アリムタ、じわじわと いぢめてくる感じ。
劇症じゃないから感謝しろよって。


これは薬剤性肝炎ですけれど、肝炎の代表格であるC型慢性肝炎は(B型は別格)、治療の手段も、社会的環境も揃ってきて、良い感じになりましたね。
いろんな化学療法を経験してくると、適応追加当時のインターフェロン治療ぐらい、受けたってどうともなかったろうな と思います。

費用がどうの、熱発がどうの、脱毛がどうの。
私が化学療法を受けるより、ずっと根治の可能性が高いのに。
間質性肺炎の可能性もあるし、鬱や自殺企図は聞いたことはないが、自然と鬱や自殺企図に至る病ですね。
( ̄▽ ̄)
そういう言い訳をして、肝炎から肝硬変・肝癌へ進展して行くのを放置していた方が多かったわけです。
感染の理由はいろいろあっても、治療のチャンスを軽く考えていた人は多かったと思います。
なにしろ、肝炎状態から次のステップに進むということは、つまりそういうコトです。


何の感慨もないのですが、好んで命を削るのは勿体ないよな。そう思うだけです。
あ、「もったいない」の方が亡くなったというニュースも聞きましたね。関連はゼロです。


涼しくなって来ているのですが、まだ病棟内を半袖半パンで徘徊します。
衣更えまでは、がんばるのです。
ご褒美なんて、ありませんよ。

部橋妻部の効果予測

Nikkei Medical OnLine
学会スペシャル:第16回欧州癌学会/第36回欧州臨床腫瘍学会
2011年9月23日〜27日 Stockholm, Sweden
2011. 9. 27
血漿中のVEGF-Aがベバシズマブの効果予測バイオマーカーとなる可能性【EMCC2011】
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/gakkai/sp/esmo2011/201109/521704.html
森下紀代美=医学ライター

関連ジャンル: 癌
 転移を有する進行癌にベバシズマブを投与した6件の臨床試験について、新しいELISA法を用いた再解析を行った結果、血漿中のVEGF-A(pVEGF-A)は、乳癌、胃癌、膵癌で予後予測だけでなく効果予測のバイオマーカーとなる可能性も示された。9月23日から27日までスウェーデン・ストックホルムで開催されているThe
2011 European Multidisciplinary Cancer Congress(EMCC)で、英Christie
Hospital and University of ManchesterのGordon C. Jayson氏が発表した。

 ベバシズマブの効果予測バイオマーカーはまだ得られていない。予後予測のバイオマーカーとして、pVEGF-Aが有用である可能性が報告されている。

 Jayson氏らは、可溶性で短いVEGF-Aのアイソフォーム(VEGF-A121とVEGF-A110)に感受性が高い新しいELISA法を用いて、転移を有する進行癌にベバシズマブを用いた6件の試験について、治療前のpVEGF-Aの値による予後予測と効果予測の可能性を評価した。6件の試験は、AVF2107g試験(大腸癌)、AVAiL試験(非小細胞肺癌:NSCLC)、AVADO試験(乳癌)、AVOREN試験(腎細胞癌)、AVAGAST試験(胃癌)、AVITA試験(膵癌)。pVEGF-Aは中央値をカットポイントとして「高値」と「低値」に分類した。

 その結果、乳癌、膵癌、胃癌では、pVEGF-Aは予後予測と効果予測のいずれの可能性も持つことが示された。効果予測の可能性について、AVITA試験のOSに対するハザード比は、pVEGF-A低値で1.02、高値で0.56となり、高値で有意に改善した(p=0.03)。AVAGAST試験のOSに対するハザード比はそれぞれ1.01と0.72(p=0.07)、AVADO試験のPFSに対するハザード比はそれぞれ0.86と0.49だった(p=0.08)。

 しかし、大腸癌、NSCLC、腎細胞癌では、pVEGF-Aの予後予測の可能性は示されたが、効果予測の可能性は示されなかった。

 pVEGF-Aが効果予測バイオマーカーとなる可能性が乳癌・膵癌・胃癌では示され、大腸癌・NSCLC・腎細胞癌で示されなかった理由について、Jayson氏は、可溶性の遊離VEGF-AであることやVEGF110とVEGF121に対する感受性など、アッセイの特性が重要な役割を果している可能性があると説明した。

 また、AVADO試験、AVITA試験、AVAGAST試験の標本はEDTA血漿、AVF2107g試験、AVAiL試験、AVOREN試験の標本はクエン酸塩であること、大腸癌や腎細胞癌では標本が長期間保存されていたことも、結果に影響した可能性が考えられる。

 Jayson氏は、推定される複数のベバシズマブの効果予測バイオマーカーのうち、pVEGF-Aは第一の候補であり、前向き臨床試験で臨床使用の可能性を検証中であると紹介し、「現時点では臨床でのVEGF-Aの測定は待ってほしい」と話した。
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みんなが一番知りたいのは、効果の予測なのよねん。
なんぼ効くのん?って。
いやいや、あんた、抗がん剤なんて効かんで当たり前やん。
そうそうそう。
最近は、ALKとその変異?の有無の検査がセットだったし。
新しいモノには、新しい検査が必要になる。
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学会スペシャル:第16回欧州癌学会/第36回欧州臨床腫瘍学会
2011年9月23日〜27日 Stockholm, Sweden
2011. 9. 27
増悪後のベバシズマブの累積曝露で進行大腸癌患者の生存期間が改善する可能性【EMCC2011】
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/gakkai/sp/esmo2011/201109/521707.html
森下紀代美=医学ライター

関連ジャンル: 大腸癌
 進行大腸癌患者を対象とした前向き観察コホート試験のARIES試験において、最初の増悪(PD)後のベバシズマブの累積曝露はPD後の生存期間(post-progression
survival;PPS)と相関し、累積曝露によりPPSが延長する可能性が示された。9月23日から27日までスウェーデン・ストックホルムで開催されているThe
2011 European Multidisciplinary Cancer Congress(EMCC)で、米Mayo ClinicのA.
Grothey氏が発表した。

 ARIES試験は米国内の248施設で行われている。同試験の過去の解析では、ベバシズマブ投与後にPDを認めてもベバシズマブを投与し続けること(BBP)により、BBPを行わない場合と比較して生存期間が延長することが示された。

 今回の解析では、BBPの累積曝露が生存期間と相関するか否について評価された。評価は、臨床でみられるベバシズマブの治療パターンの動的かつ時間的に変化する特徴を組み込んで行われた。対象は、同試験に参加した、転移を有する、または切除不能な進行大腸癌で、ファーストライン治療でベバシズマブを投与し、最初のPDを認めた生存中の患者とした。

 PPSは最初のPDから死亡(原因を問わない)までの期間と定義した。ベバシズマブの曝露は、追跡期間を通して最初のPD以降に投与したベバシズマブの累積量と定義した。

 ファーストライン治療には1550人が登録され、2011年2月14日の時点で1183人(76%)に最初のPDを認め、解析の対象とされた。対象の年齢中央値は62歳、男性の割合は55.5%、ECOG
PSの中央値は0、大腸癌が75.8%を占めた。

 最初のPDを認めた患者のPPSの中央値は、13.3カ月(四分位範囲:5.8〜27.0)だった。

 追跡期間を通し、PPSのハザード比は、ベバシズマブの追加投与ごとに平均で2.0%(範囲:1.7〜2.3%)低下した。ベバシズマブの累積曝露は、PPSの改善と統計学的に有意に相関した(p=0.0002)。

 Grothey氏は「PD後のベバシズマブの効果を検討する前向きの無作為化フェーズ3試験のデータが間もなく発表される予定」としている。
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どこかで、エルロチニブも低用量で続けるのがよい、とするお話があった。とくに、EGFR-TKIは増悪傾向にあっても、それなりに効果を発揮して居て、中止するとそれ以上に悪化する可能性がある。って継続するのがイイという話も聞いたことがある。
でも、先日、病棟薬剤師さんと雑談していて、NSCLCのベバシツマブ維持療法ってのは眉唾だと。

最初に適応になった大腸癌では、NSCLCより投与量は低いものの、単独維持療法なんてのは無かった。これで効果があるのかなあって思ってた。って。
そうか。
確かに効かなかったよお。
読みがあたってるじゃん。
みたいな話だった。

結局、ベバシツマブって、ドラッグデリバリーに長けていて、相手がいないと、ひとりじゃ何にも出来ない奴なんじゃないかって、そういう話になった。
でも、ひとりでもコツコツと続けていれば効果はあるかもってコトかしらん。
ま、大腸がんの話だけど。
それに、それまで待っていられるほどベバシツマブは、安くないよね。

2011年9月26日月曜日

20110926 たのしい

治療の日から、今日は6日目になる。
だるい? 倦怠感?
しんどい? つらい? くはないけど。

だるくて、時にしんどい。
これが、じわじわ続いています。

週末、ちょっといい感じ、とか思っていたんだが、どうも違ったな。

特に、連休で変則二泊の外泊を許可いただいたので、機嫌よく自宅に帰ったのはよかったのですが。
やはり、病院のベッドで過ごすのと、自宅とでは、すこし過ごし方が違うわけで。
自宅だったから、特にだるかったというわけではなくて、まあ、ギャップのもんでしょう。

やはり、治療後一週間あたりは、思う様になりません。
抹消酸素飽和濃度は、いい感じの数字がでているんですが、息苦しい感じがして、どうもいけません。

そうなると、どんどん気持ちが落ちていって、もー です。

そろそろ、耐用性というか認容性というか。
もはや、耐え切らんことになって来ておるのでしょうか。
とかとか。

ま、そもそも、出来ては、壊し、出来ては、なんとか壊し。
この過程を繰り返しておれば、再生能力に長けた肝臓でさえも、いずれは繊維化して肝硬変に至るわけで。
まして、再生能力ってどうなん?という肺臓に至っては、繊維だけを残してヘチマの如く成ったるかも知れん。
なので、薬剤が効いていれば、いたなりに。
また、腫瘍が増大していれば、それなりに肺機能は圧迫されて行くのでしょうか。

などという、呪わしいコトを考えております。


週末、休みにはいる直前の担当医の指示で、股関節のMRIを予約していただきました。
外泊の際に、先だって開業医経由で検査したMRIのフィルムを借りて来た。
検査は来週の予定。
なにが出るかな?


TP 7.0 g/dl
ALB 4.2 g/dl

AST 85 IU/l (H)
ALT 84 IU/l (H)
γGTP 172 IU/l (H)

BUN 19 mg/dl
CRE 1.10 mg/dl

CRP 0.178 mg/dl

WBC 3,680 /ul (L)
RBC 321 *10^4/ul (L)
Hb 11.3 g/dl (L)
PLT 21.0 *10^4/ul

Ne 1,950 /ul
Ly 1,560 /ul
Mono 124 /ul (L)


なんだか、いろいろ暇つぶしのタネは尽きないように、その用意はずいぶんとある筈なんだが。
それを潰して過ごしていても、ふと我にかえって「これは楽しいのかしらん」と思ってしまうようになった。
いや、それは困った。

2011年9月22日木曜日

20110922 こねこねねるね。

台風一過で、肌寒くなりました。
衣替えの前で、着るものに悩んでしまいますね。
しかも、ここは出先ですので、重ね着しても知れてます。

台風がやってくる時には、いろいろ準備して、尚且つ出歩いたりしないもんです。
でも、都会の方は違うんだなあ と、TVを眺めて思いました。
あんなに仕事好きだと、お給料もきっとたくさん手にされるんだろうと、羨ましく思っています。
それだけ会社や勤め先に尽くしての結果ですから、首都圏に住むというのは、おそらく台風なぞ気にしてはいけないし、身近に放射能を感じる程度では、その志を挫くことにはあい成らないのだと。

週末、休める方は休んで、また週明けから同じ生活に身を投じてください。

と、働かない毎日に慣れてしまった私です。

この間、見かけた何かの文章で、「今の仕事を無給で、ボランティアで続けられなければ、辞めた方がイイ」
というのがあって、ふむふむ。
ずいぶん極端だけど、何となくわからんでもないわい。
と、思いました。

最後にしていた仕事は、どうだったかな。
会社から言われる仕事はつまんなかったけど、得意先との人間関係がよかったから、会社から出ると楽しかったな。
病気が見つかるまでだな。
今は、どんな仕事してたのかもわかんなくなってるな。
でも、ボランティアは無理ね。


検査入院で入っているお隣のじいさん。
なんだか、ただのジジイにしては、関連知識に明るいなと思ってたら、医療関連卸出身と身バレした。
でも、卒後ずいぶんと経っておられる感じだから、風化知識でむしろ、ウザいジジイになっている。
小姑だ。
おまけに、なんだかコネを振り回してるのがやだ。


あんなにならない様に、気をつけましょう。
が、生来の質がわるいので、あんな風に思われているのかも知れないなぁ。
人のふり見て我がふり直せということで、深く反省。
とりあえず、あの手のコネとか人脈を振り回すのが一番キライなんだよな。
なんか、まだ名刺もって歩いてるのか。

そういう係累は全て捨てて次に行く質なので、コネ振りはありえないです。
ずーっとおんなじ会社に勤めていたら、そうなったのかな。
さあ。


体調は、顔が火照るくらい。
倦怠感はあるけれど、今までで一番軽いと思う。
ムカムカが、まだ来てません。
んで、前回からロキソニンをレギュラーで使っているので、熱は抑えられているのか一応、平熱。
マグミット 2T×3回で前処置モード これで1週間は引っ張る。
柔らかくしてあげて、痔核は刺激しない方がイイザマス。

あ、昨日の夕方から、左の骨盤の張り出している部分が、ちょいちょい痛い。
ぶつけた記憶もないんだが、例の大腿骨髄腔内のなにやらからの放散痛かも知れない。
鈍痛っぽいので、骨メタとかの疑いはないんじゃないか、という下馬評。
まだ、担当医にはお披露目していないので、なんとも処置なし。
まあ、様子を見ましょう。

2011年9月21日水曜日

20110921 「好き好き大好き」は 戸川 純

ルート確保に手こずりました。
自分でやったみたいなことを言ってますが、とうぜん違います。
いろいろ、お手数をいただきました。
本当に手数がかかっていて、もう。

助っ人の方は、予備の針持参で来てくれると、もう少し早く仕事がすすむような。
偉そうなことを言って済みません。
許してください。

でも痛いのと、後から内出血で不細工になるのも、自分だし。
痛いのはさほど苦にならないので、練習していただいても構わないんですけど。

でも、さすがに今日は血管が出て来てくれなくて、すこし申し訳ない気分でした。
針も勿体無いし。
ごめんなさい。

でも、それ以降はスイスイっとすすんで、三回目のアリムタは終わりました。

治療が終わって、ちょうど夕方のこのあたり、3時4時ってのが、ものすごく眠い。
これの「眠い眠いピーク」が終わると、「眠れない眠れない夜」がくる。
びゅーんびゅーんって、揺り戻すみたいな。

今夜も、寝返りをゴロゴロするのです。


さて、昨日はあまりにも嬉しくて、嬉しすぎてどうにも触れられなかった件です。
担当していただく、医師が変更になりました。

今日の予定、治療予定の確認、退院目安、主治医不在の件、などなど。
うんうん、よくわかる解説。
こちらの要望と、状態を質問して聞いてくれます。
問診、聴診(結構丁寧、それは音が悪いから え?)、頸部のリンパ節触診。
前回の治療のことや、ガンマナイフのこと。
この前の方は一度もなさらなかったことを、いろいろとしていただきましたの。

坊主が変わると、袈裟まできれいに見えるのよ。

でも、すぐに夏休みにはいるらしい。
其の間は、どうなるんかいな。

うーん。

この前の方が「ごめんね。今回は、他の先生が担当なんよ〜」って。
わざわざ、ベッドまでやって来てくれた。
ありがとう、お別れの挨拶。
さよなライオン。


其のマメさは、今、発揮するモノじゃない。
自分の担当患者にだけ、発揮すればいいのに。
TPO. TNP DAIHATSU
出口だけ取り繕っても、もうお呼びはかからない気が。
評価が決定しているのに、社交辞令って。

心証の悪いひとほど、悪くない様に取り繕うように思えます。
そう思うから、そう見えるんでしょう。


「キライきらい大っ嫌い病」にかかっていたお話でした。
ずいぶんと長い罹病期間でした。
しばらくは、免疫ができる予定です。

スキスキダイスキ アイシテルツテイワナキヤコロス♪

やっぱ、CD買おうかなあ。

2011年9月20日火曜日

20110920 P〜

何度目になるのか数えてみたらわかるけど、数えたくない。
あら、今年は4回目の入院手続き。
慣れるモノでもないです。

台風接近で、今日は雨。
雨は可哀想なので、車で送って娘孝行していたら、黄色いテープに囲われて雨なのにおまわりさんがた。
聞く所によると、通り魔らしいのだが。

ほぼ目の前の学校は、通常営業らしい。
通り魔にであったら、自己防衛を強いられる環境のようだ。
ちょっと心配している。
入院しちゃったから、手も足も出ないのだった。


ハナから、次の治療目的の今回の入院。
主治医は夏休み中だが、採血結果をみて明日から始めるです。

TP 6.7 g/dl
ALB 4.2 g/dl

AST 47 IU/l (H)
ALT 32 IU/l (H)
γGTP 125 IU/l (H)

BUN 17 mg/dl
CRE 1.16 mg/dl
UA 8.4 mg/dl (H)

CRP 0.065 mg/dl

WBC 5,800 /ul
RBC 327 *10^4/ul (L)
Hb 11.6 g/dl (L)
PLT 27.6 *10^4/ul

Ne 3,090 /ul
Ly 1,860 /ul
Mono 775 /ul

CEA 36.4 ng/ml (H)


よかったね。
CEAが気持ち下がったよ。
ガンマナイフやってモノが減ってるからだろうか。
これで、減っていなかったら泣くべきだ。


今まで、見たことのない検査項目がある。
IFCC値ってなんだろう。

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HbA1cがIFCCになると何がどう変わるのですか?
http://www.crc-group.co.jp/crc/q_and_a/102.html

ヘモグロビンA1c(HbA1c)はヘモグロビンがグルコースと生体内で非酵素的に共有結合したグリコヘモグロビンのことです。過去1〜2ヵ月の平均血糖値を反映し、血糖値のように食前・食後等の日内変動がないため、糖尿病診断および治療コントロールの指標の重要な検査として全世界で臨床応用されています。

しかし、呼び名は同じHbA1cでも世界各国で測定する際の標準物質が異なることから値が異なります。例えば、日本糖尿病学会(JDS)が定め、国内で広く使用されているJDS値(%)と米国を中心に世界的に普及しているNGSP値(%)とでは算出方法と値が異なり、国際的にも学術的にも不都合が生じていました。そのため、HbA1c値については国際的な標準化が進められ、国際臨床化学連合(IFCC)が開発した新しい基準測定法によってIFCC値(mmol/mol
)に統一されます。ただし、臨床検査においてIFCC値はHbA1cを測定する目的には使用せず、HbA1c検査を標準化する目的のみに使用されます。2010年以降の日常検査法の標準物質はIFCC法を基準にしたHbA1c測定になり、JDS値(%)とNGSP値(%)はそれぞれ換算式によって求められます。

ところで、米国糖尿病学会、欧州糖尿病学会、国際糖尿病連盟、IFCCの国際学術4団体は共同声明で、HbA1c測定値を国際的な学術論文、国際学会等で報告する場合、IFCC値とともにIFCC値から求めた換算NGSP値を併記することを発表しています。NGSP値は同じ%表示であるため、日本では一般臨床医や患者に混乱を招くことは必至で不利益をもたらす可能性があります。

そこで、2010年5月に日本糖尿病学会は国際学会での発表や海外の学術雑誌への投稿ではNGSP相当値で研究をまとめるよう勧告しています。一方で、健診や日常診療の場では、当面JDS値を用い、NGSP値の併記は行わず、1年程度の周知期間を置いた後、全国一斉にNGSP相当値へ切り替える方針です。

つまり、HbA1c(%)はこれまでと同じ数値で変わりませんが、NGSP相当値は同じ検体を測定しても0.4%高く表示されるため、十分な注意が必要です。

注意) NGSP相当値=JDS値+0.4
NGSP相当値への移行は、日本糖尿病学会が別途指示する日時に全国一律に実施される予定。
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ふむ。
DM関連は、裾野が広いから。


HbA1cも測定されている。

IFCC値 38 mmol/mol (30~41)
HbA1c 5.3 % (4.3~5.8)
血糖値 103 mg/dl (65~110)

HbF 0.6 % (0.0~0.6)
なんで、HbFがあるんだろう。

よくわからんが、とりあえず糖尿の心配はなかろう。
あれは大変だ。
アレじゃなくてよかったよって、いつも思う。


病棟薬剤師さんもやってきたし、明日の治療は、まあ間違いない。
台風のおかげで頭は痛いし、あちこちなかが痛い。
イメージ的には「鋼の錬金術師」のイズミ師匠が、お腹のなかをあちこち持ってかれている感じ。
血は吐いてないけど。


いつもより多目に、かなり余分に痛い感じがするので、早く台風には通り過ぎていって欲しい。

2011年9月16日金曜日

20110915 なんか痛い。

術後経過。


今回、おでこの麻呂はバランスが悪く、人様にお見せしたくない感じだった。
でも、その気持ちを察してくれたのかどうだか、みょうに痕跡の自己主張が少なく、ほとんど目立たない。


前回は、リハビリで通っていた整形で、「コレどうされたんですか?」と指摘を受けたが、今回は、当方がその心配さえしていない。
なんで、こんなに目立たないのか?
むしろ、かえって不思議。


しかし、後頭部下部のフレームがネジ結合していた部分は、特に左のそれが痛んだ。


あれは、フレーム装着後、施術までの待機時間が長かったので。
麻酔で、フレーム装着部のネジが痛まないのを良い事に、そのフレームを装着したまま寝転んでiPadを眺めたり、寝転んだまま音楽を聞いたりという、後になってみればそれはおそろしい姿勢を何度も繰り返すという無謀としか言い様のない、その為体。


麻酔が効いていなければ、仰向けで横になると、キリキリとネジが食い込む痛みで、きっと叫びもしたろうに。
下手に麻酔があるばかりに、ネジは炎症を増大させ続けるばかりだった。
そのことが今の私を苦しめる。


痛いなあ。
じくじくする。
ネジって、骨まで届いているんだろうね?




いやいや、それもそうなんだが。
さすが、二回目はうんぬんですよ。
前回も、左っ側に多く転移巣があり。
今回も、それ同様で。


左半球に集中的に施術がされるからなのか。
それとも、再治療は副作用がうんぬんとご指摘いただいた結果で、コレが起こっているのか。


前回は、全体的に痺れが延々と続いていたんですが、今回はなんと痛いんです。
何なんでしょうね、この感覚って。
痺れの先にある痛みなんでしょうか。


でも、痛みとしてはその下部にあるネジ切りがあるのを忘れてゴロゴロしていた報いと同じ痛み方なんです。
じゃあ、あんまり値打ちがないのかも。


でも、局所的な痛みじゃなくって、結構広範に痛んでます。
辛い、とまでは言わないんだけど、あまりNSAIDsが効かない痛みのようです。




一週間が過ぎて、前は痛まない。
後ろは左が少しジクジク。


んで、左頭頂部を中心に痛みがある。


そんな感じです。


これは、いつ迄続きますかね。
痺れなら我慢も容易いんですけど、痛みは嫌ですね。




しびれ、むくみ、いたみ。
 ですね。

2011年9月15日木曜日

( ゚Д゚)ウヒョー

ほんと( ゚Д゚)ウヒョーっていう背景があったので、
思わずこれに設定してみました。
三年くらい固定にしちゃいます。


あ、フライ2 デビッド・クローネンバーグ。

2011年9月8日木曜日

20110908 ガンマナイフ #2

長かった。
遅くなった。
忘れるといけないので、今日の出来事をまとめておきましょう。

午前中、9時前にルート確保のための点滴が始まる。
(術中、何かあった時の為のルート確保)
しばらくぼんやり。
もし子さん(仮称)登場。
そしてぼんやり。

10時半過ぎにお呼びだし。
だったと思う。
ぜんぶ、身ぐるみ剥がれて、メガネないとやっさんになって困るので、眼鏡だけは堪えてもらう。

独歩で検査室入り。

とりあえず、持参したバスタオルを敷いてストレッチャーの上に寝る。
右腕に血圧計巻かれる。
右足の親指にパルスオキシメーターが挟まれる。
左腕のルートから先にかけて、温められたおしぼりがあてがわれる。
たぶん、セデーションで「腕が痛くなるかも知れません」な注射を2回か、3回されたので、その血管痛の予防の為だったろう。
おでこのネジ切りの際に、血が目に入っちゃあいけないので、と、両目に目隠しがわりのガーゼがあてがわれる。

血圧が、安定しているのを確認した所で、ストレッチャーからお引っ越し。
よくある「イチ、ニ、サン、せーの」みたいな奴で移動。
ルートから、何やら鎮静剤と思われるモノが入ってくる。

フレームがあてがわれて、おデコからネジ切りが始まる。
痛いね。

んで、後頭部もやる。
やっぱり痛いよ。

たしかに私は「イテテテテ」と申しました。

実感として、前回より痛かった様な気がするんだけど、たぶん、変わらないんだと思う。


フレームで固定されたら、MRIを撮ってもらう。
薬が効いていて、気持ち良く過ごしていたけれど、腕が痺れたり、何やらかんやらあったはず。
造影剤は使ったはずだが、全く記憶にない。
気持ちよく小一時間を過ごして、病室には車椅子で帰還。
到着して ひと息つく前に、食事が配膳されてきた。

フレームのバーが、ちょうど口の前を通っているので食事が摂取しづらい。
飲み物も、すんなり飲めない。
ストローも、まっすぐのまんまでは使えない。
うん、眼鏡も架けられない。

困った時間。

なので、介助が必要なのです。
しかし、昔取った杵柄ではないが、自転車の運転やマニュアル車の運転は身体が憶えて忘れない…の類いか、らくーに食事が摂れてしまった。
前回は、ぼろぼろこぼしたもんだが。

もし子さん(仮称)ありがとう。
用事もあるので、もし子さんは帰って行った。

そこからの待ち時間が結構、長かった。
紹介時の画像は参考なんだろうけど、当日のMRIによって施術は変わるんだろうから、当日になってみないと時間がわからんですたい。

ぽけーと過ごす時間。
iPadで暇をつぶすのも、フレーム装着状態での自由度の低さと、何より眼鏡がかけられない状態では不便極まりない。
施術中は、寝るくらいしか暇が潰れないのはわかっているので、ここで昼寝をしてはいけない。
時間を潰すことに手詰まり感を覚える頃、ようやく「そろそろです」の声がかかった。

結局、15:30頃から、ガンマナイフのお部屋に入れてもらいました。

再び、持参したバスタオルを敷いて寝転ぶ私。
部屋に持って行くのは、さっき敷いたバスタオル、施術中に流してもらうお好みのCD、フレームを外す前にロキソニンを内服するので、それを服む為のコップとストロー(フレームがあるから)

前回は何も持って来なかったことを後悔したので、今回は、ちゃんと持ってきた。
持参したCDは、「SENOR COCONUT」の「YELLOW FEVER!」 YMOのカバーをラテン系のノリノリでやってくれてます。
結構、好きです。
同じく「KRAFTWERK」のもあるんですが、人様と共有するにはもう一つの様な。
それはさておき、このCD、結構長いんですが、施術中でほぼ二巡しました。


この二月にも、MRIは撮像したのですが、そのときには何も写っていなかったのに。
ほんの半年あまりで、そんなにたくさん転移して増殖するんですなあ。

フレームで、固定して照射するので、場所によってはフレームの固定位置を変更しなくてはいけません。
一つの固定位置で、照射して、そこのサイズによって照射時間が変わります。
都合やったのは、覚えている範囲で、15分、15分、15分、18分、19分、15分、20分、15分。
最初15分が4回だった様な気もするんですが、前半はウトウトしていたので定かでないです。
それに、最初に「2時間半」って言われたので、恐らくそうなんでしょう。

初めて受けたときには、10分間隔でトータル50分だったと思うのに。
すごい勢いなんですよ。
つぎは、たぶん、全脳照射なのかな…悲しくなりますね。

時間もかかるし、申し訳ないのでぶっとおしでやって貰った。
喉が乾いたけど、ま、寝ているだけだし。
最後の15分のまえに、起こしてもらってロキソニンを服んだ。

終わって、寝台からおりて車椅子に移動。
車椅子の上で、犬猫が手術した時に傷口を舐めない様に巻かれる、恥ずかしいシャンプーハットの様なものを首に巻かれて、ネジ切りを外された。
ガーゼ?をあてて、伸びる肌色のテーピングの様な絆創膏で圧迫されている。
(ネジ切りを取った後で、恥ずかしいシャンプーハットは解除されるのですが)

車椅子で、ルートの点滴がちょっぴり残った状態で帰ってきた。
昼と同様に ひと息つく間も無く、食事が配膳されてきた。

ご飯を食べて、歯を磨いて、しょぼい缶コーヒーを飲んで、なんと無く落ち着いた様な気がするので、思い出しながら書いている。


特に変わりはない。
ひょっとしたら、フワフワ感があるのかもしれない。
でも、普通に階段を二階分上がって自販機でクソまずい缶コーヒーを買って来れたし、ふたたびお茶も買い、さらに家族に電話もかけてきたので、あら三往復できてるから大丈夫。

ただ、頭の表面が痺れてますね。
これは、半年ばっかし続くですよ。
ちょうどですね、抜歯する時の麻酔がうすーく、ずーっと続く感じです。
不思議な感覚です。
だんだん抜けてくれますけど。
あ、頭髪も抜けたりするでしょう。

前回は、三ヶ月毎にフォローしていてもとても安定していました。
今回は、未だ原発(福島のことぢゃないよ肺の原発巣の事だお)のコントロールが怪しいので、次のステップも「治療」てことが考えられるわけです。
とりあえず、三回目のアリムタが待っちょりますよ。

明日の午前中に退院の予定です。

なので、明日の昼食はいらないですし、その旨は貰ったレジュメなどにも書かれているのですが、なぜか看護師が入れ替わり立ち替わり、「明日の昼食は要りませんか?
」と聞きにくる。

食べさせたいのか?
そんなにご馳走の予定なのか?
大量に退院・転院があって、余るのか?
君たちの指示連絡系統は、いったいどうなってるんだ?
一人に伝えても、情報を共有できないほど人数が居るようには見えないんだけど。

しかし、あれですね。
ガンマナイフセンターの先生方も、看護師さん受付の方も、とても感じのよい素敵な方ばかりで居心地がよいのです。
たぶん、ガンマナイフセンターと病院はまったく別物で、この病院の程度が、まあ。

看護師にタメ口きかれるのって、嫌じゃありませんか?

2011年9月7日水曜日

20110907 ガンマナイフを受けにきた。

明日、ガンマナイフを受けるために入院した。

ちょうど、予定時刻の11時に到着。
受付を済ませて、脳神経外科の受付に移動。
先客あって、ガンマナイフってこんなんするんですよっていうビデオを見ておられた。

書類を出したり、服用している薬を確認してもらったり。
んで、外来で主治医に「何か、質問ありますか?」と問われるが、いまさら聞くこともなし。
明日のMRI用の同意書をいただいてサイン。

看護師に連れられて、検査に移動。
先客は、胸部単純に心電図。
私は以前に写真はとっているからと、心電図だけだった。
ふむ。写真を撮るのに、すごい寒かったのを思い出した。

心電図をとって出てくると、先客は居なくなっていた。
しばらくポツネン。
5分あまりは放置されていたが、先の看護師がやって来て病室に連れていかれる。
その前に、いまさら「以前受けておられますが、ビデオみられますか?」と聞かれた。

前回は個室だったのだが、今回は4人部屋だった。
2人先客。
6人部屋を4人仕様で使っている。
何とも殺風景。
カーテンの仕切りを変更しただけなので、無駄なスペースがより一層の殺伐感。

あるのは、ベッドと使いにくそうなテレビ台のようなもの。
フランスベッドとは書いてあるが、コクヨの事務用引き出しの方が丈夫で使いでが良さそう。

ベッドは、異常に床面が高くなっている。
じいちゃんとか、よっこいしょな事をするのに腰を曲げるより、じいちゃん自体が高い位置にあった方が腰に優しいからか?
レンチ?いずれにしても道具があったので座りやすい高さに下げてやった。
策もなかったので、自分で何とかした。
寝返り打って床に落ちるのが目に見えているから。

いつもの入院先のベッドは、もっと扱いやすいタイプだったので、少し移動させるだけでも大仕事だった。
そんな事は、まあいい。
気がついたら、お昼を随分回っている。
入り口のじいさんは、付き添いと一緒に食事をしている。
向かいにもう一人いるんだが、このじいさんは絶食中の様で、輸液がぶら下がっている。

いや、しかし。
いつ配膳されたのかな?
私のご飯はまだかな?

それよりも、看護師に連れられて来たけれど、そのあとのオリエンテーションみたいなものは、何もないのかな?
おそるべし個人病院。

だいたい同室のじいさんたちは、何でこんな所に入院するという選択肢を選んだんだろう?
私には理解できない。
社会的入院?

さすがにお腹が空いたので、自力でナースステーションに出向いてみた。
廊下に、給食カートがある。
ひょっとして自分で配膳するセルサービス形式か?
個人病院ならありえるな。

でも、乗っかっているのは食後の御膳ばかりで、私の名前が入ったものはなかった。
やっぱり、ナースステーションに行くしかない。

「食事はどうすればいいんですか?」
「御膳を下げるんですか?」
「いえ、食事が来ていないんですが」
「え? 探して持っていきます」

探すのか。

食事は届いたが、入院して来た患者に対する扱いは当分されなかった。
何だか、不思議な病院だ。
前に来た時も、結構な違和感を覚えたのを記憶している。

食後の洗面所で歯を磨いたら、掃除道具や、ゴム手袋が普通に洗面に並んでいるのが、どうにもこうにも。
スペースがないのはわかるんだが、もう少しなんとかするべきだろうなあ。

14:00 検温らしい。
そのちょい前に、ざーっと体温計を配給されて測る。
そのまま、また放置。
体温は、気になった時に測るものでは無くて、決まった時間にしか測る事のできない仕様になっている。
今まで枕元に必ずテルモの体温計があったのは、実は奇跡だったのだ。

ようやく、検温を確認しに看護師が来たときに、勝手に病院に入り込んだ状態から、入院した患者扱いをされた。

明日以降の流れ、以前にも貰った様式のレジュメ。
それに、クリニカルパス様式のスケジュール表みたいなの。

「明日は、お風呂なしなので、今日中に入って頭を洗う様に」の指示。
明日は、頭にネジ切りなのでお風呂には入れない。
ネジ切るのに、キレイでないとばい菌が入る。

ここは、お風呂は順番とって勝手に入れ、らしい。
男の子の日とか、女の子の日とかないのね。
それはありがたい。
30分間隔なのも、ゆっくり出来て助かる。

おふろは、まあ普通だった。
お湯は張ってなかったよ。
手の届きにくげな窓が開放されていて、ちょい寒かった。
台風が過ぎて、涼しくなったものですから。
湯冷めしない様に、しっかりシャワーを浴びました。

都度都度、お湯を張っているとは思えないので、これもこういう仕様なのでしょう。

17:00になると、お茶が出てきます。
ちょうど病棟の廊下の真ん中あたりに、やかんがいくつか出てまして、それにはお茶が入っておるので飲みたい人は勝手に憑いでいきなさいっという事だそうです。
給湯室はありません。
売店もありません。
自販機が、一番上の階にちょっとあるのかな。


そろそろ、晩御飯。
お昼は、あんまり美味しくなかったので、もう期待してない。

21:00から、明日の治療に備えて絶飲食になります。
今日は、早く寝る事です。

明日の予定は、10:00には輸液が始まって、11:00にはネジ切りされて、フレームのついた変な人になっている。

フレーム憑いて、MRI受けるときは安静にしなくちゃいけないので、鎮静剤が入る。
その状態で、お昼ご飯を食べるので、いや、フレームに取り憑かれているとご飯食べにくい。
それで、食べさせる介助のひとが必要になるのだが、うちのもし子さん(仮称)が、どうも都合が怪しくなった今日の午前。
あれはあれで、慣れるとなんとも無く食べれるんだが、心配なのでウィダーインゼリーをたくさん持って来た。
もし子さん(仮称)が来れなくても、たぶん何とかなる。

そうそう、ゴミ箱がないの。
どうして?
不便極まりない。
ひょっとして、ゴミ箱あるのが奇跡なのかな。

しかし、大部屋で普通の病棟で、フレームに取り憑かれてるのって、かなりおかしいな。
どんな風にまわりから見られるのか、ちょっと楽しみ。

2011年9月5日月曜日


精神安定剤不正入手「偽造、見抜くのは困難」


2011年9月3日   提供:読売新聞
薬剤師会 詐欺容疑で被害届提出へ


 静岡市内の薬局に偽造された処方箋が提出され、精神安定剤が不正に処方されていた問題で、同市薬剤師会は2日、今月中にも県警に詐欺容疑で被害届を提出する方針を明らかにした。偽造の手口はカラーコピーという至って簡単なものだが、薬局関係者は「精巧で見抜くのは難しかった」と口をそろえる。


 市薬剤師会などによると、処方箋に名前が書かれていたのは静岡市に住む40歳代の女性。2008年から約3年間にわたり、同市内の薬局約30軒で約400枚の処方箋が提出され、精神安定剤約7万錠が処方された。処方箋のうち12枚がカラーコピーだったという。カラーコピーを見た薬剤師の1人は「判子の部分も本当に押してあるように見える精巧なものだった」と話す。


 県薬事課によると、女性は複数の医療機関で受診し、多数の処方箋を得ていたという。


 静岡市内で2日、記者会見を開いた市薬剤師会は病院や薬局が、患者が複数の医療機関で受診する「多重受診」をして、大量の薬の処方を受けることを見抜く方法がないことに触れ、「法的には問題ないが、1人の患者に必要量の10倍の薬が処方されており、悪用されている可能性がある」と指摘した。


 不正に処方されたのは、精神安定剤「エチゾラム」で、神経症による不安や抑うつ、睡眠障害などに効果があるという。


 問題発覚を受け、同会は市内約200の薬局に対し、偽造処方箋が相次いで見つかった問題の報告と、注意喚起の文書を一斉ファクスした。また、市薬剤師会は6、7月、同市内の医師会と保健所などと緊急に対策会議を行っていたという。


 静岡市葵区西草深町の薬局に勤める薬剤師宮永文則さん(43)は「処方箋の押印部分を印刷で済ませてしまう医療機関もあり、複写と見分けられない」と指摘する。実際、有効な処方箋か医療機関に電話で確認したこともあるという。再発防止策については、「コピーすると『複写』という文字が浮かびあがる処方箋にするなど、医療機関側の対応が必要だ」と提言する。


 県警は、県などからの報告を受けてすでに捜査を始めており、有印私文書偽造の疑いもあると見て、慎重に調べを進めている。


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薬剤師、要らなくね。
カラーコピーくらい見分けられるでしょ。
節穴ですね。
節穴約60個。