2008年12月30日火曜日

鎮火祭に出掛けましょう (2008-12-30)

なんとか、大掃除らしきものが出来ました。

指が痛まなくて、水仕事も出来るようになっているのは、大きいです。
あと、勇気があれば、明日の午前中に洗車してみよう。
指がダメダメになってから、洗車も出来ていないのです。
しかし、夕方から冷え込んできているので、
内装だけ手をかけて、後は器械のお世話になるかもしれませんね。

明日は、厳島神社で「鎮火祭」があります。
大晦日に行われているものですが、毎年、観に行ってます。
宮島観光協会 鎮火祭について

結構、短時間で終わってしまうのと、何せ松明をともしてですから、火が点けば暖かい。
小さい松明に火を点けて、火を消した後の松明や、松明の木片を持ち帰って、
火除けのお守りに神棚や、台所などに置いています。
火は出ていないので、御利益はあるのだと思いますが。






















写真は、火しかわかりませんが、大きな松明からこぼれた火に、
小さな松明を集めて火を点けているものです。

毎年のことになっているので、継続できることにとても幸せを感じています。
来年も、何の進歩が無くても、同じように暮れる年であるとよいと思います。

皆様も、どうか良い年をお迎えください。

2008年12月27日土曜日

またまた一週間が経ってしまいました。 (2008-12-27)

自分の中で、内部処理にそのくらいの時間が掛かるようです。

呼吸器で、12月5日採血分の検査結果の評価を確認。
CEAが、2.1 から、 2.6 と微増。
SLXが17.5 から、 14.2 と微減。

何れも、正常範囲だけど、、、
微増はやっぱり気持ちが悪い。
小さな触れ幅で動いている状態ならいいけれど、
1.9 → 2.1 → 2.6 っていう流れは、
再発前を思い出して、ぞわぞわしてきますね。

もともと、腫瘍が見つかる以前からCEAは、3.0~4.0 あたりだったから、
1.9 という値が自分の測定史上 最低値ではあるわけです。
経過が良かったら、それ以下になるんでしょか?

タルセバを100mgに減量して6週での結果で、ここまではボチボチと腫瘍のコントロールは良好の様子。
ちょうど、タルセバの内服を始めて、6ヶ月が過ぎたところ。
左肺門のリンパ節と、右鎖骨下のリンパ節の転移・再発で、続発して両肺に多発転移が出て、
ちょっと今年が、まずそうだ、、、と思ったがタルセバのおかげで、なんとか踏み留まった感でいっぱい。

肝機能が、AST、ALTともに正常値の1.5倍程度。
上がったり、下がったりしてる。
KL-6は正常範囲。

大きな副作用の心配は無い様子。
タルセバが効いて、使える間は、なんとか症状無しでやっていけそうだ。
disease free で、どのくらいの期間を過ごせるかが一番問題。
正味、治ることは無いのだから、
臥せる様な闘病が始まるのを、どれだけ遠のかせられるかが肝要。


皮膚科で、爪囲炎のケア。
右第三指の爪なしは、ガーゼなどの保護状態継続。
右第一趾の爪も、薄くなっているが経過観察。
周囲の肉芽を液体窒素で焼いて貰う。
左第一趾も肉芽が硬結しているので、切り取って貰う。

女医さんに、さくさくと処置して貰う。
左第二指が剥離している部分が変色していて、「白癬では無いか」と顕微鏡で確認するのに、
ヘラでゴリゴリと爪の剥がれ掛けているところを削って、検査して貰う。
結局、白癬は居なかったが、検査のときも、液体窒素で焼くときも、ハサミで肉芽を切るときも、
とても、楽しそうにやっておられる。
うらやましい。

次は、3週あけて1月9日が受診日。
また、採血がありますから朝食は抜いて行きましょう。
何とか、後厄も明けそうです。

2008年12月23日火曜日

nano block って、ブロックなの? (2008-12-23)

 って、かなりベタなフレーズが頭をめぐりました。

それで、まだ散髪に行けてません。



22日に発売になったのは、「鋼の錬金術師」だけではなくて、
「もやしもん」#7も出てます。
我が家は、家族みんな「もやしもん」が好きです。
「もやしもん」も、よくおまけがついた版が平行してありますが、
このたびは「A.オリゼー」の「nanoblock」と聞いてました。


で、それは何でしょう?
聞いたこと、たぶん ないし。。



もやしもん 7  限定版  ~nano~
  • 作者: 石川 雅之
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2008/12/22
  • メディア: コミック
Amazonではこのように、 ~nano~ とされている。
で、「nano」の正体はこれ。~ nanoblock ~


知りませんでしたね。
なんと「nanoblock」なるモノで作る?? 「A.オリゼー」のキット が入っている。 らしい。

ブロックといえば、ふつうはLEGOでしょう。
子供のころ、ひとりで良く遊びました。
  自慢ではないですが、ひとり遊びは必要に駆られてか良くしてました。
ブロックはとてもよい、おもちゃです。
最近は、大きなサイズの「デュプロ」とか、もっと大きいサイズのものも低年齢向けにあります。
小さな子供でも、遊びやいように工夫がされています。
我が家にも、上の娘が小さいときから黄色いバスに入ったブロックがあって、徐々に中身が増量されてきました。


本来、パチものとして(失礼)対極にあった「ダイヤブロック」
まさかこんな形になっているとは思いもよりませんでした。
「ダイヤブロック」の製品に触れるのは、生まれてこの方、これが初めてです。


で、騙されたと思って作ってみました。
「nanoblock」というだけあって、小さい。。。


ブロックの最小単位が4mm×4mmらしい。
小さすぎ。
作り方としては「大オリゼー」と、「小オリゼー」の作り方が添付されている。

一度に、大小を揃えることは、キットの部品の数の上では出来ないらしい。
ちぇっ 中途半端なキット。
ちょっと狭量。


とりあえず、「大きいことは良いこと」なので、大オリゼー閣下を作成してみた。
ステップが、頭の作成に6ステップ、1ステップ中に3層を構築する解説。

4ステップまで済んだ所。
ここで、私を差し置いて髪を切りに行って、帰ってきた娘に工程を奪われる。

娘作成の頭。
じつは、シャブ漬のコンクリートを用いたのか、コウゾウ計算偽装か、、、
ともあれ間違いがあって解体に。。。
しかし、紆余曲折の後、胴体は完成。
菌糸を4本つくり、ドッキングシークエンスに入る。

よく出来ました。


一応サイズ比較で、「nanoblock」だけに「iPod nano」と。


作るのは、すごく楽しい。
が、最近、眼がショボショボなってきたので、「正直、しんどい」って感じになった。
前出の、ページには作り方のちょっと詳しい版があったので、それを印刷して手元においていたが、
けっこう難しかったな。
解説もPDFとかで、がんがん拡大できたり、
拡大したら、ブロックの丸い部分に番号があったりしたら、すんごく喜べるのに。

「なれたら、他の菌も作りましょう」みたいに書いてあるが、

うーん。「ヨグルティ」が欲しいかな。
考えてみれば、うちにはガチャポンフィギュアやガチャポンマグネットで、「もやしもん」の菌がいっぱい。
上の娘のミニノートや、下の娘のタオルハンカチは「もやしもん」だ。
オリゼーあたりは、うじゃうじゃ醸すものを獲りあうくらい家中にいる。


たぶん、ちゃんとしたキットがあれば、ぜったい 買いそうだ。


そんな訳で、出来た「オリゼー」は拉致されて、
娘が自分の机の周りに飾っています。


今日は作るだけで、まだ「もやしもん」のコミックを見てません。
本末転倒と、言うところで。

2008年12月22日月曜日

いよいよ、散髪 (2008-12-22)

ついに年賀状の作成も、追い詰められてやりました。


しかし、毎年感じることですが、「年越し感」の希薄さが、年を追うごとに募っていくようです。
ましてや、今年は仕事にも出ていないので、社会との隔絶感がいっそう拍車をかけているようです。

年越しは、とりあえず小奇麗に。
ですから、大掃除もしなきゃいけません。

指に包帯巻いたままの状態で、痛むようでは、どんな作業も戦力外でしたが、
剥いだ爪の指は、保護をしているものの、他の指とほぼ同様に痛みも無く、機動性に問題なし。
あとは、掃除を「やる気になる」ことが肝要です。

このハードルが、実はかなり高い。
気が乗らないときには、とりあえず、体を動かしてみると、徐々に頭がその気になって行くそうです。
バイオフィードバックですね。
あと、掃除の魔力も効果大です。
始めることから、始めればいいのですが。。。


大掃除にあわせて、そろそろ髪を切るべきときでしょう。
春先のタキサン系で、ほとんどの毛が抜けたのに、
タルセバに変わったら増毛、多毛、巻き毛。

他の副作用を無視できれば、下手な増毛剤より効果があるはず。
まだまだ、新しく勢力を拡張する毛髪は生え続けていて、
このまま続けば、おでこが無くなってしまうに違いない。

これまで、そんなに癖の無かった普通の髪の毛が、
くるくる巻き毛のごわごわが、うねってますから。薬の副作用とは言え大したものです。
もうちょっと、伸びてくれると収まりがつくのかもしれませんが、
中途半端な長さでは、妖怪アンテナが360°に全周囲を向いている感じです。
すこし、バランスを良くしてもらいに散髪に行くべきです。
とくに、何かの小動物のように、ふわふわと伸びた「耳毛」をきれいに剃って貰いたいです。

掃除を済ませてからでは、年内に散髪は難しいかも。。。
大掃除を始める前から、逃げる算段ですから、、やらないほうがマシかも。

2008年12月18日木曜日

待合の「おしゃれこうべ」 (2008-12-18)

明日は、病院です。


二週間前の、採血した腫瘍マーカーの結果が一番知りたいところです。
前回は、前値からの継続的な流れでしたが、減量から2週間しか経ってませんでしたから評価し辛いです。
明日聞く結果は、タルセバを150mgから100mgへ減量を行って、6週間後の評価ですから、
おそらく、良いも悪いも安定した状態での結果でしょう。

それから皮膚科では、右足親指の爪の品評会。
うーん。
たのしみ?

さて、外来の待ち時間。
明日は、何して暇をつぶそうかな。


我が家では、ぷよぷよフィーバーが吹き荒れています。

そもそもは、下の子が、幼稚園から帰ったあと、なにやらこそこそやってます。
昔の、古いゲームボーイアドバンス(ファミコンカラーの)に刺さっていた、
「ぷよぷよ」で機嫌よく遊んでいます。
結構、上手に。

あれはバックライトもないし、画面も小さいので、、、と。

 上の子にも言われますが、親が「ゲーム好き」だと、
 よその家とはちょっと違う展開が起こるそうです。


ちょうど、こんなのとか、

ぷよぷよ! スペシャルプライス
  • 出版社/メーカー: セガ
  • メディア: Video Game



    ぷよぷよ! スペシャルプライス

    • 出版社/メーカー: セガ
    • メディア: Video Game








    えー、両方とも、内容はほぼ同じ、プラットフォームが違って、プレイする画面サイズが変わるって感じでしょうか。
    「ぷよぷよ」は、15周年だそうで。おめでとうございました。
    むかし、本通りで「ぷよまん」とか売ってましたね。どんなものか現物は知りませんが。
    とまれ、継続は力ですね。
    そんなわけで、これまでのシリーズのいろんな「ぷよ」「通」「フィーバー」などなど
    それ以外にも、うじゃうじゃと遊ぶことが出来るのです。

    できれば、ちまちまとDSの小さな画面で遊んでいるより、Wiiで遊んで欲しいのですが、
    DSのほうが手軽なのか、気がつくとDSで「ぷよぷよ」している。
    (Wiiは、立ち上げるのが面倒で、「なんとかMusic」も、あんなに欲しがっていたお嬢が、一度遊んだっきり)

    わたしは、「つつつつーっっ」と、「ぷよ」を引き下げてくるアクションが苦手で、
    正直なところ、「テトリス」派です。
    ボタン一つで、スコーンと落ちて、
    「ながいの」で、びゃっと消えるのが、いいのです。
    BGMも、声優のセリフが、徐々に訳が分らなくなっていく感じより、静かに流れる曲がよいです。
    確かに、「連鎖の魅力」はありますが、安定して仕事をコツコツとこなす美学が「テトリス」にはあります。(か?)

    秋口までは、DSでファミコンウォーズを静かにやってました。
    待合で。

    好きなんですが、ヘタレな戦略で時間が掛かって、(暇つぶしなんですけど、、、みたいな)
    かえって疲弊してしまうので、
    インターバルの短い「ぷよぷよ」を持ち込んで、(へただから短いんですね)
    ひたすら、予約番号がモニターに出てくるまで待っているのです。

    基本「おしゃれこうべ」が持ちキャラです。
    「チェックするわよ」「ぜんぜんダメね」「出直してらっしゃい」「エ~レガンス」
    でたらめで、大好きです。

    番号表示に気づかないときには看護師さんが名前を呼んでくれるので、
    音は消して、イヤホンもしてないから、キャラは何でも、まったく関係はないですね。
    でも、お父さんの「持ちキャラ」ってこんな感じでしょう。

    下手なので、待合で練習するんです。
    階段状に積み上げて。。。
    マリオカートもそうですが、最近は世界の誰とでもWIFI通信で対戦できます。
    (待合にWIFIは通ってないですが)
    一度、「ぷよぷよ」でWIFIをやりましたが、
    も、「あ-っ」とも言わせてくれないうちに負けて、
    他の人が決着がつくのを、ぼーっと眺めて待っている。
    カッコ悪。

    明日は、検査結果と「ぷよ」練習です。
    この軽口が、検査結果を見ても、どうか明日も普通に続けられることを、心から祈っています。

2008年12月15日月曜日

傷病手当給付金と障害所得補償保険 (2008-12-15)

今日は、かかっている病院に出かけて、
傷病手当の診断書と、「ありがたい」所得保険の診断書を貰って来ました。
毎度毎度になると、結構、手間ですよね。

傷病手当は、毎月ごとに。
所得保険は、三ヶ月に一度、診断書を出して、請求しています。
とはいっても自分が率先して申請している、というよりは、
会社の担当から指示がきて、んで会社に出しているって感じです。
(普段どおり、この書類出せーっって、言われてるだけですね)

でも、それがなければ、自分ひとりで出来るか、自信はありませんねぇ。

傷病手当ては、健康保険から出てきていますが、これは所得の100%ではありません。
これを補完するために、勤めている会社では何年か前から、所得補償保険が導入されました。

会社自身が、雇用する労働者のために加入する分と、それによって補填される分から、正味の収入100%ではないけれど、
個人が任意で追加できる保険で、月額2,400円何某(だったと思う)で加入しています。

制度が導入されたときには、ずいぶんと先に、ヒョットコして、もしかしたら、事故や心筋梗塞・脳梗塞といった、
脳・心臓血管イベントの後遺症でお世話になるのかもしれないと思いました。
そういった背景で、働けなくなったときの収入の保証を、定年時までしてくれるシステムです。
まさか、自分ですぐに使うとは、普通は、思わないでしょう。

まぁ、それがあるので、いまは働いていなくても生活に支障はとりあえずありません。
贅沢が出来るわけではありませんが。
もちろん、個人で生命保険にも、がん保険にも入ってましたから、、、
ただ、、傷病手当も期限がありますよね。。。当座の収入は、シビアな問題でしょう。
(ちなみに、傷病手当給付金が期間満了した後は、その給付額を補完して給付してくれるのがこの保険のメリットです)

結果的にそういったことを、気にしなくても良かったのは、ほんとうに不幸中の幸いです。
(ただこの保険は、まったくユーザーに対して不案内で、突然振込みがあった後にインフォメーションと、、しかも何が何なのか十分に判断つかないとか、、毎度、振り込まれる金額が違うとか、、最初は免責期間があったりもするので、それなりの備えは必要なんですね)
診断書も、いそがしいドクターが今日の明日に書いてくれるわけでもなく、持参して、出来上がりましたの案内で取りに行くわけですから、ちょっとずつずれていくので、入金もちょっとずつ遅れるのが、歯痒いですね。
いやー、いろいろ、支払の期日は決まってますもんねぇ。そんなことはお構いなしですしね。

とはいえ、収入にさほど苦心は無くても、免疫療法や、重粒子放射線をパシパシやるなんて選択肢は、当然にありません。
私の入っているものには、その機能がありませんが、一部のがん保険には先端医療の保障ももあるように聞きます。
うらやましい。

まぁ、免疫療法はともかく、重粒子線には効果があるようです。
おそらく症度によっても個人差はあるのでしょうが、いろいろ試された方が、「あれが一番よかった」と仰ってました。
自分でも、ガンマナイフを経験しているので、どこに当たっているか分らない放射線よりも、ハーネス造って、きっちゃり固定して、
「狙い打つぜっ」ていう重粒子のほうが効きそうです。
わたしも、宝くじが当たったら、一番の近場はたぶんSpring-8なので、300万を握り締めて行こうと思っています。


昨日、クリスマスツリーが出てきました。
昨年は、引越しが控えていたので(もうすぐ引っ越して一年です!)
それで、補助的に小さなツリーだったのですが、
上の子が生まれた時に買った、大きいツリーが出せてよかったです。
10年を超えているわけです。
緑の葉?も落ちて、少しスカスカしているようにも見えてきますね。

窓には下の娘が張った、ジェルの雪ダルマとサンタさんが、ぺたぺた張り付いてます。

先日、YMOのライブアルバムが出ました。
EUYMO-YELLOW MAGIC ORCHESTRA LIVE IN LONDON+GIJON 2008-(完全限定生産)
  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: commmons
  • 発売日: 2008/12/10
  • メディア: CD




今年、やってたらしいです。知らんかったもんね。発売アナウンスがあるまで。。
いまも、聞きもって書いてます。
これ、ヨーロッパの二箇所でやって、それぞれ二枚組みを一つにまとめて、おまけにTシャツをつけて、ちょっと高い値段。
スペインのどこか、とロンドン。(このスペインのどこかっていうだけで、わたしは弱い)
だまされているのは分ってても、買いました。
Tシャツは、開けて確認もしてない。

イイのはいいです。ホントに。。。
でも、お三方とも良い年のとり方をされておられるから、、、
個人的にはもうちょっと、若い感じのほうががいいな。
文句は言えても、このお三方に変わる人はいないわけですから、
こっちが年をとって、ついて行かなきゃしょうがない。

最近は、、、
というより私はiPodの初代から持ってますし、
CDも一度、iTunesに入れたらそのまんまですね。

最初から分っていたことなのに、
やっぱりTシャツは、要らなかったか。

2008年12月12日金曜日

お刺身 だいすき (2008-12-12)

近所にお住まいの老夫婦は週に一度、どこかに出かけて、
釣りを楽しんでおられるようです。
ときどきは、ご夫婦で、ときどきは、お父さんだけで。

釣果が盛んなときには、お裾分けをいただきます。

私は、生ものが苦手なのですが、
子供たちは、お刺身大好き・お寿司大好きです。
趣味・嗜好っていうものは、遺伝したり、、、
全くしなかったり。。。
子供の可能性を限定しないあたりは、よく出来ている仕組みなのかもしれません。

ですが、お向かいの釣果には、お世話に成ってます。
先々週の鯵は、とーっても小さかったけど、
先日、いただいた鯵は大きかったです。
太刀魚(とても大きい)のお刺身も、美味しいんです。
本当に、ありがたいことです。


さて最近、爪囲炎は右足の親指を除いては、静かです。
四肢に、一本ずつ炎症発現箇所があるのですが、
タルセバの減量で、徐々に落ち着いているのか、
それともテーピングと、コットン詰め込み処置が効果を発揮しているのか。

コットンは、米粒大から適宜増減で、適当な大きさに調整してから、
爪の端に、爪が指に食い込まないようにコットンを押し込み、詰めます。
とくに、指先の横からの接触によって、爪が食い込むような痛みには奏効するように思います。

テーピングは、テーピングテープを使って、爪と指の肉を引き離すように、
テープの端を爪の脇、指の肉に貼り付け、引っ張るように裏側へ巻いて行きます。
肉芽がモリモリしている肉と爪との境界線を明確にしてやると、痛みが明らかに消失します。

二つを併用し始めて、左足の親指は、肉芽モリモリがカリカリに硬化して、
爪が入り込むのを自身でブロックしています。
不思議です。
左手の親指は、ときどきにパーッと腫れてきますが、爪が陥入することで炎症が酷くなるという、
さながら自刃現象のようなことが無くなったからなのか、
あのひと時の地獄は何だったんだろうと、思うようになっています。

ちなみに、爪でいろいろ勉強させていただいたのはこちら。 http://dr-machida.com/

爪を剥いだ右の中指は、「ぺらーん」な爪が張り付くように伸びては居ます。
お風呂上りは、特にぺらぺらで、サカ剥けている皮膚より薄いんです。
本来の爪の中腹辺りに、爪先の白い部分があって、変です。

ピークの右足の親指は、テーピングテープで引っ張りすぎ、あるいはかぶれたのか、
皮下で内出血しているので、本日はテーピングなしでコットンのみの処置。
根元の爪はどんどん薄くなっています。
今日は、見た感じ肉芽ではない膿のようなモノが確認されたので、ゲンタシンを塗ってみました。
感染症から、敗血症に伸展するみたいなのが嫌で、爪はわりと簡単に「剥がす」という選択をされるそうです。

右手中指の爪を剥がして貰って、痛みがなくなっているので、足の指も、剥ぐのを歓迎する部分と、
また、あの爪剥ぎの儀式を敬遠する気持ちと。。。
相談しているところです。

まあ、判断するのはドクターですけど。

2008年12月8日月曜日

そういえば (2008-12-08)

5日は、受診日でした。

主治医が思い立ったので、単純CTを撮像。
もともとの再発・転移箇所は、どうなっているのか?
聞きたかったけど、もひとつ、よくわかりません。

ただ、タルセバを始める前、6月に撮った多発転移状態の画像と比較すると、今更ながらゾッとする感じです。

都会の夜空と、
山にキャンプに行って夜空を見上げるときとの違いみたいな。

満天の星空は、それは綺麗ですが、
あれが全部大きく育つとすると厄介な話です。

術後の外科の主治医は、取った腫瘍が肺内で転移を起こしていたこと。
(一塊の腫瘍ではなかったのでした)
おまけに、マージンが少なかったのか??
「切り取った腫瘍の断面が腫瘍細胞だったので、片割れの(体内に残っている)断面は腫瘍である可能性が高いです」
「取り残しました。」と言われました。

手術前は、2a期でオペ対応可能で「T1N1M0」といわれ、手術を受けました。
終わってみると、肺内転移もあって、3a期で「T4N2M0」になってました。
外科退院時の説明で、外科の主治医は、「5年生存率20%あるかなぁ??」って感じでした。
術前の説明は、オペが出来れば何でも、って感じでしょうか。
結果的に、切れるという判断をしてもらえたのはありがたかった訳です。

まぁ、その後から頭にも出て「T4N2M1」ですから、
その時には、小さな転移がいーっぱいあったんでしょう。
外科医も、取り残したのかも知れませんが、結果は似たり寄ったり。

あの満天の星空が、そのまま残っていたら、それこそ1年かそこらが、あっという間だったのかも知れません。


さて、皮ふ科も。
右中指の爪は右端に接点があるだけで、ガルウィングドアさながらに、風にそよいでいました。
とうとう見切りがつけられて、ほぼ全面の「爪なし」になりました。

左の人差し指で、爪の端が爪先のようになっている現象は、爪の剥離が起こっているそうです。
痛みが出たり、範囲が広がる様子があれば、「切りましょう」ということでした。

右足の親指で肉芽がもりもり育っていて、扱いがややこしいのと、
右手の中指と同様に爪母が弱って、ゆくゆくには、この爪もなくなってしまう恐れが強くなっています。
ただ、今のピークはこの右足の親指なので、爪がなくなってくれると、痛みがなくなるようで、、、妙な期待感。
その前に、いやーな爪剥ぎの儀式があるハズですが。。。。

それ以外の爪全般は、コットンを詰めるのとテーピングで痛みはコントロールがついてくれて、ステロイド・フリーになりました。

今の、若い女医さんは、積極的で、切ったりはったりはお好きのようです。
でもちゃんと、丁寧に選択肢を全部提示して、選ばせてくれるんです。
ありがたいですね。
説明から処置も含めて、外来で結構な時間を使って貰っています。

まだ、ついている患者も少なく、ローテーション枠のぺーぺーですから、いずれ居なくなるんでしょうけど、この期に及んでよい医者に診て貰えました。
曲がりなりにも、皮ふ科は外科なのですから、積極的なアプローチは本当にありがたいです。


LANで繋がっているHDが、Link-Stationっていう奴ですが、記録できるけど、引っ張ってこれない。
デジカメ以降の写真や、DVをDVDに焼いたベースのファイルが山盛り記録されて居るのに、、、取り出せない。
ちょっとしたパニック状態が、、割と長期に続いています。
どうなるんだろう。。。

保存もフィルムやテープが一番ですよ。

2008年12月1日月曜日

まつげを切っちゃいました。(2008-12-01)

まつげは長いほうでした。
とはいえ、伸びすぎてはいけません。

ましてや、クリンとウェーブした上に、さらにクリンクリンと巻いたりなんかすると、
男の子のまつげには相応しくないでしょう。

えんえんと伸び続ける、まつげを切りました。
切ったまつげ、0.5cmから長いと1cmを超えて。
しかも太い。
それもこれも、タルセバの為せる業。

再発後のタキソール+カルボプラチン、無効後のタキソテールと行った際は、面白いくらい毛が抜けて。
スネの、衣服と摺れない所に幾分か脛毛が残った程度に。
多くの方が、ご経験のとおりですが、ケツの毛まで抜かれるとは、このことかと。

頭髪も、最初のシスプラチン+ナベルビン×4サイクルで、毎朝、ガムテで落髪処理が日課でした。
でも、あれもまだ入り口でしたね。
あー、ハゲるんなら、、、刈るかなぁ~、剃るべかぁ~? とか思ってました。
ほんとに抜けるまでは。

髪の毛を掴んで、この間まではあった筈の抵抗感もなくなり、スカッと指の間に残る髪の毛の束、束、束。
見る見るうちに抜け落ちていく髪の毛。髭。まつげ。眉毛と、、、そりゃ軽いパニックに陥りますよ。
普段は、かぶった事のない帽子を買って誤魔化してみたりしました。
でも結局は開き直って、外泊した際に髭トリマーで頭を刈ってしまいました。
一度、開き直るとずいぶんと楽になりましたが。。。

タルセバでは、増毛です。
抜ける前より、生え際が、、、おでこがどんどん狭く。。。
髭が、濃く、太く。
毛が生えるのはいいけど、いずれもクルクルパーマ。

思春期のころは、髭が濃いのに憧れ?たような気もしますが、今更、要らないんですけどね。
全般的に、太く、数が増えたせいか伸びるスピードが遅いような気がします。
何せ、毛のないところにまで生えてきます。
耳毛がモサモサ。
カッコ悪いっす。
産毛だったのが、髭に変化していく。
狼男か?

大分、伸びてきましたが、クルクルパーマの頭、どうしたらおさまりがつくのでしょう?
サリーちゃんのパパが千人ぐらい集まって、角を出しているような収集のつかない頭なんです。

「アル」と「ナイ」が極端で、でも、これも身の上で、致し方ないことです。
今は「アル」でも、効果が得られなくなれば、分子標的治療から従来の骨髄抑制のかかる化学療法のお世話になります。
それは、間違いのないストーリーが用意されています。
うーん。
そのときは、今まで太くたくさん育ったのが、またバッサバッサと抜けてしまうんです。

今日の昼、指に違和感が。
左の人差し指の指先が、妙につるっとした感触。

爪の先には、弧を描いて白く色のついた部分があります。
爪の両端は、一般に指とくっついています。

本来は先にある白い部分が、右端の指とくっついているであろう部分にも、縦に伸びています。
右端の爪と指の間は、引っ付いていないんです。
分かり難いですよね。
ちょうど、日本刀の切っ先から刀身にかけて、刃のナミナミが繋がっている感じで、爪の右辺と天辺が白いんです。
それでなんだか滑らかで、するっとした感触。
どうして今まで気がつかずに。。。?

これも、タルセバさんのおかげでしょう。
痛くないから、許すけど。
この爪は、今後、どんな風に伸びていくんでしょう。

斜めに延びたりしないと思うけど、痛くなかったらそれも面白いからOKです。

2008年11月29日土曜日

いつから喘息だったのか (2008-11-29)

今日は皆が揃っていたので、普段はあまり行かない、ちょっとだけ遠方のショッピングモールへ出かけてました。
夕べは睡眠障害で、鳩時計の音を延々と聞いていましたから、割と早い時間から動いて買い物をして、食事して、また本屋さんに入ったり、と。
ただ、昼を過ぎたあたりから徐々にどーんと体調が悪くなっていく感じ。。。寝不足もあるかなぁ。。。

ユニクロで見たいものがあったので(土日以外のユニクロは割高ですね)、入ったものの、、うーん。
商品を見る目に集中力が無くなっていく私。
腕時計を見ると、スコーンと気圧低下の様子。
天気が悪くなってきているのです。

2006年4月に肺を切って、それから内科で化学療法を受けましたが、どうも咳が出る。調子が悪い。
担当医に「副作用か」と訴えると、「全身麻酔の手術後、気管支喘息を発症する方がたまに居る」とか言う。
今もこの言葉は、ホンマかいな?とあんまり信じてない。
ひょっとしたら、以前からそうだったんだろうかとも考えたり。

喘息、そういわれて処方されたのはセレベントとフルタイド。
セレベントを朝晩で1日2吸入。フルタイドは朝晩400μgで一日量800μg。
それなりの量でしょう。実質の中等症程度の維持量でしょうか?多い?少ない?
今、現在は、フルタイドが半分量になっているくらい。
いわゆる大きな発作を起こしたことは無いけれど、咳喘息というものなのか。

それで喘息発作好発期の気圧変動が著しい時期はしんどい。
発作はないが、あんまり吸入薬でコントロールがついている感じもしない。
肺機能もしんどいが、吐き気もあったり、全般的体調が落ちていく。

オペ創が浮腫んだりする。痛い。
昨年の秋に追突事故に遭って、首も痛くなる、、、
とどめに、年初にガンマナイフをやって以降は、気圧が上がろうが下がろうが、当分重くて。
落ち着いた今でも、大きな変動時には頭重が屯単位になる感じ。

天気予報。
気圧計。
腕時計はCASIOのPROTREKに変えました。
気圧変動のレポートは便利です。

不思議なことに、山などの高地にあがったり、飛行機に載ったりしての気圧変動には結構なんともない。
何でだろう?
奥さんも、咳喘息。
二人で「あへ~」ってなってしまう。

今日の午後、彼女は割と普通に過ごしている。。。こっちだけが調子が悪いのかと思ったら、耐えかねてメプチンを吸入していたらしい。
ちょっと悔しい。

気圧変動で、しんどいなぁって思うなら良いんですけど。
肺の息苦しさに関しては、「そうじゃないかも」って毎度毎度、思うのが嫌です。
自分の感覚が先に走って、気圧計が追いついてくれないときは、マジやばい感じです。
だから、いっしょにしんどいと思ってくれる人が居ると、申し訳ないけど安心するのです。

2008年11月28日金曜日

爪がダメっぽい (2008-11-28)

どうも、剥いだあとから生えている爪も怪しいです。

厚みがバラつきがあると思ったのは気のせいでした。
爪の端っこが、しっかりしたように感じたのは皮膚からすでに浮き上がって、感覚が他と違っただけです。
「ぺらーん」のぺらぺら

オペから2週間。残っていたのは3分の1でしたが、今は、爪トータルの長さの約半分近くまで伸びています。
右端は、指とは繋がっていないです。
ほとんど浮かんでいます。

これ、このまま伸びても、なんともなりそうにないです。
素人の見立てなので、、ひょっとしてこれが本来の形なんでしょうか??

まるまる、爪を剥いで貰わなきゃいけない予感、、、その後、どうするんだろう。
またへなちょこが生えてくるから、爪母を殺すのかな。
指が爪なしになるのですかね。
不安定だけど、しょっちゅう薄っこいのが剥がれるよりマシ?

でも、なんだか、そう云うことを思って、昨日から喪失感でいっぱいです。

年の初めから、再発で入退院を繰り返して。。
仕事も、休みっぱなしです。

昨日は、本来なら自分が一人で回さなければならない仕事がありました。
エリアを担当してから一人で組織化に奔走して、定期に行っていたことなんですが。
昨年は、最初の再発予防の化学療法のあと、ヘロヘロだったけどなんとか自力でこなしたんすよ。

2008年は止めたいって言ったんですが、「あなたの状態を考えるとこれを励みに元気でいて欲しいから来年もやりましょう」
一番お世話になった方にそう言われ予定をしてましたが、、、残念ながら当日、私は自宅で過ごしていました。

結構、前後の準備に時間と労力と、一県をまるまる一人で走り回るので、それを境にギューンと腫瘍マーカーが上がって再発に繋がったりしたので、悪の根源のように感じてしまってました。
昨年は、当時の上司に迷惑をかけてはと、思いがんばりましたが、今年は恨みしかない上司だったのは、休みやすくて助かりました。
ありがたいことではありましたが、これはまた喪失感を加速しています。

引きこもっていると、徐々に現世との繋がりが失せていく事ではあって、それはちょっと「平気ですよ」って言い難い感じです。


爪剥ぎのオペの二次感染予防の抗生物質にバナンが出ました。
いつもは、タルセバの副作用対策でルリッドを長期連用しています。
3日間だけルリッドを休薬して、バナンを飲んだのですが、それで下痢が止まりました。
昨年も、他の化学療法のレジメで皮膚がブツブツで、ルリッドを飲み始めて、、その当時から下痢は無かったですし、バナンに切り替わるまで下痢はタルセバの副作用だと、思い込んでました。

先週の外来で、どうでもそうであるらしい事を申告してルリッドは休薬しています。
冬場なので、まだマシとは思うものの、顔はタルセバのブツブツで支配されつつあります。
でも、下痢はすごく軽くなりました。

おしっこでトイレに行くのは成人で平均が一日8回程度です。
大きいほうで、それに近いところ行ってしまうと、しんどいでしょ?
なんか、おなかに力が入んないと、底力みたいなモノが削がれますよね。
硬いんじゃなくって軟便程度ですけど、最初から最後まで繋がったりして。。懐かしい感触。

でもルリッド止めてから、口内炎が酷くなっている気がしてます。
皮膚粘膜、全般の炎症を抑えてくれていたんでしょうか?
それと下痢。どっちを選びますか?
どっちも、そこそこしんどい選択です。
下痢は四六時中痛いわけではないので、あっちのほうがイイのかな。

でも、そろそろお腹に力を入れて、社会復帰を目指さなくては、と少し思ってます。

2008年11月25日火曜日

生えてきている爪 (2008-11-25)

剥がされて、残っている爪はたくましく(・・? 伸びています。

一日に、一度。
お風呂をいただく前後に、ご機嫌を伺ってます。

本日、またまた出血大サービスをなさっていらっしゃいました。
なぜでしょうか?
特に大きな変化はないのですが、血が出てますね。
痛くないから、きっと大丈夫なハズです。

剥がした爪のあとを引き継いでいる、「ぺらーん」な爪は、一枚岩ではありません。
触っても遠慮のない程度のサイズになってきているので、様子を見てみると、
どうも厚みにバラつきがあるようです。
爪に向かって左側は、ほぼ剥がされた爪の厚みのそのままが、ホンの端を彩るように残っている感じ。
ほかは、さながらマーブル模様の様で、ほんとに「ぺらーん」だったり、「ぺらーん×2」くらいだったり、「×3」だったり。。。
おそらく、付け根の爪母細胞の生き残り具合で、生えてくる爪の厚みが違うのでしょう。

ぺらぺらの爪では、みかんの皮とか剥けないんでしょうねぇ。

先週の皮膚科の外来で、爪囲炎の陥入爪の痛み回避で、テーピングを使って、爪の周りの肉を引っ張ってめり込まなくさせることで、爪が陥入する痛みを解消する方法をレクチャーして貰いました。
エクセレントです。

知り得た範囲で、コットンも詰めてみたりしてましたが、今は、テーピングも併て行うと、とても具合が良いです。
なんで、こんな簡単な方法を知らずに、薬ばかりをべたべた塗りたくって、爪を失くしてしまったんでしょうね。
うーん。
今日は、まったく薬を塗ってません。
塗らないで済むなら、それに越したことはありません。
そういう指導をして貰えて、本当に良かったっす。

アストラのバンデダニブという成分が、フェイズ3でエルロチニブとの比較で非劣勢が示されたそうです。
(リンクをお示し出来ればよいのですが、不慣れなもので出来ません。ごめんなさい。)
日経メディカルにも載ってました。

知合いのDr.で、同じように闘病されている方がおらました。(少々病歴も何もかも先輩でしたが)
その方に、「私が同じ身の上になりました」とお話しする機会があったときに、
「治療は日進月歩なので、たとえどんなことを、どうやってでも、今をながらえられることが出来れば、新しい治療を受けられるチャンスは増えるんですよ。だからどんな事があっても諦めてはいけないんですよ。」という趣旨のお話をされたことがあります。

従来の治療でハズレを出して来て「いわゆる新薬」のお世話になって、ようやくに永らえているわが身にとっては、
本当に身につまされる話です。

おなじ分子標的薬でも、モノが違えば効果が現れることもあるそうですね。
その選択肢が少しでも増えるのは、ちょーっとでも長生きしたい身の上にとって、すんごく幸せなことです。

2008年11月24日月曜日

今日は口内炎 (2008-11-24)

朝、ぼやーっと目が覚めてきて、、、
まだ、蒲団の中です。。。

最初に始めることは、口腔内パトロールです。






ゆうべまでの存在感が、相変わらずなのか、そうでないのか。
うれしくないけど、あたらしいのがやって来ていないか。
舌を使って確認します。

特に先月あたりからは、もう賑やかで、ほんと花盛りです。
そうなると、食事は泣きながらになります。

点滴の化学療法をやっている時には、ぽつん、ぽつんとたまーに出来て、それも「相当に辛いことだなぁ」と嘆いていました。
病院の食事は、あまり美味しくないし。。。
というよりは、徐々に味覚が変わるからなんでしょうね。体力が落ちていくと同時に、食欲も落ちるんでしょう。
昨年、右肺の上葉をとりに初めて病院に入院した際は、「病院食ってあったかくて、割といけるじゃん」と思ったんですから。
でも、その後に化学療法を行うために長期入院していると、食事がどんどん辛くなる。
辛かったなぁ。。。

その食事の辛さと今はちょっと違って、ダイレクトに口内炎は滲み続けてる。
タルセバの投与を始めてから、いっぺんに花盛りになりました。
日増しにひとつ、またひとつと増えていくような感覚。
今日は、6つが継続中。ご新規1つ。

小さい懐中電灯で、薬を塗るときに覗き込みます。
出来たてを見つけると、あかーくなっているだけなのだけど、次にぷちっと実体が出現する。
最初はそうでもないかなーと、甘く見ると大きく育つ。
場所によっては、腫脹が二次災害を引き起こす。。。そう、頬や唇を噛んでしまうと、のた打ち回れるのです。
直径1cm近くなると、拷問です。

たまに近所の歯医者さんで、レーザーで表面を焼いて貰います。
これが、ものすごく効果があるケースと、余計に長引かせているような感じのときとがあって、
いつも、治療して貰うっていう選択肢を選びにくくさせています。

10月下旬に、舌の先に出来て痛みが長引くので、焼いて貰いに行きました。
焼いて貰うのは、ほんわか温かいくらいで痛みは無いんですが、舌先は神経が多いのでしょうか、ちりちり痛かったです。
ほかに右の舌の裏の二箇所と右頬に出来たのと二次災害で広がった奴を焼いて貰いました。
ひと月が経ちますが、まだ舌先が治らない。ほかはすっと治りましたが。
舌先、痛いと不便です。

慣れてくるんでしょうか、痛くないところで食べ物を噛んで、食事をすることで乗り越えられるようになりました。
でもたまに四面楚歌になって、食事が苦行になります。
あとは舌の裏側は、舌を動かすと歯に当たったりして気が遠くなります。
体力はあるので、食事は楽しいのですが、痛いと食欲は萎えて行きますねぇ。

これも体のコンディションとか何か関係があるのかもしれません。
タルセバ始めたころは、酷い状態でしたが、一時期には「今日は口内炎ゼロ!」ってこともあったんですから。
今日の晩御飯は、なんでしょうかねぇ。。

三連休の最終日は冷たい雨になってます。
昨日は、紅葉を眺めにいつも出かけるお寺さんに行きました。
ほどよい感じで、紅葉した枝葉からもれる陽の光がきれいでした。

痛いネタばかりではなく、そういう写真を載せましょう。

2008年11月22日土曜日

爪を剥がした後が (2008-11-22)

さっき開けてみたら、ガーゼに血が滲んでいる。
どこから出血(・・?

分子標的薬のイレッサ、タルセバ。EGFR阻害薬。
副作用は両剤とも同じ様な感じらしくて、とてもシビアな副作用から、使えばまず間違いなく起こる副作用もあって。
副作用というより副反応的な感じはしますが、起こっている本人にとっては副作用です。
皮膚症状は頻度も高く、私も例に漏れずちゃんと出てます。

間質性肺炎や、肝障害といったシビアな副作用に見舞われることは無くて、投与を継続できていることは幸いでした。
それからすれば我慢できそうなものですが、私には爪囲炎が超辛かったんです。

爪が指の肉にめり込む事が、痛みの大きな原因なのだということを、本当に理解できたのはつい最近です。
皮膚科の主治医(か?)が異動で変わって、ちゃんと指導をしてくれたからです。
(つくづく、自分が診て貰う医者には恵まれていない感で溢れています)(それはちょっと言いすぎですね)

ごにゃごにゃ言っても現状は変わらないので、戻らない過去はパスして、、、

ステロイドの怖さは知識としてはよく知ってたはずなんですが、ちっと度が過ぎてしまいました。
気がついたら、右掌の爪母細胞は、いっぱいお亡くなりになられていました。

そのために爪が伸びてゆく途中から、「ぺらーん」な爪になって。
その「ぺらーん」の前にあったまともな爪は、剥がれて行くしかなかったのです。

で、13日の木曜日。皮膚科の外来で爪剥ぎのオペをして貰いました。
局麻のオペは二回目でしたが、小心者の私にはとても怖いです。
もっとも、爪を剥ぐくらいのことたいしたオペでもないと思いますが。。。こわいです。
また麻酔が効かんとよ。

もう、爪母が死んでいるので、「ぺらーん」な爪しか生えてこないそうです。

三分の一ほど、「ぺらーん」爪が覆っていますが三分の二は爪無し。
指先は真っ赤で炎症は継続して起こっていますが、爪が無きゃ痛みは起こらないので久方ぶりに痛みの無い右掌です。
でも、他の手足は痛んでるんですよね。。。

洗え!と、言われて爪の無い指を洗います。
前にも、ごそっと皮膚がなくなったところを、次の日からシャワーで洗え!って指導されました。
滲みようが何しようが、基本は流水で洗え!です。
これが清潔に一番近いんでしょう。

でも剥いだ爪の付け根が痒い。。。

昨日の外来で、痒みを訴えると、通気が悪いせいだと言われました。
なるほど。
不安定だと痛みそうなので、ガーゼの上からはぴっちり固定する感じで張り付く包帯でマキマキしていました。
昨日、外来から帰ってからは、ゆるくてのびる包帯に変更して、割とゆるーく管理しようとしていたのに、、、

今度は出血。   なぜ?

今日は大人しくして過ごして、どこかにぶつけた、はさんだ、そんな記憶も無いのに。。。

ま、痛くないし、、いいか。

これ以上悪いことも、この指には起こらんかな(・・?


昨日の外来では、初めて、ステロイドを塗り続ける以外の治療法が選択肢として示されました。
Dr.の対応によって大きく変わることがありますね。

患者以外で接していても、お医者さんって、、、って思うことがありました。
患者が賢くならないといけないと思うのは、今も変わりません。
実際のところ、ポピュラーな反応と言われていたので、爪囲炎を甘く考えていたのかもしれません。
自分の管理も悪かったのですが、前の主治医が半年ほどしか居なかったことを考えると、
もうちょっとDr.の粒が揃っていたらなぁ。。と思ったりします。(うんがわるいんすよ)

すべての治療がガイドライン化されて、オープン化されると、、、安心かなぁ?
わかんないですね。

2008年11月21日金曜日

タルセバ減量から2週間目 (2008-11-21)

腫瘍マーカーの結果を聞きにいきました。
他にも、剥いで貰った爪の一週間後のフォローもありましたけど。
定期の受診ですよね。

私が通っている病院では、採血しても腫瘍マーカーは即日にはわかりません。
入院中も、朝一の採血で昼以降にCEAの数値が載ってくる感じです。SLXなどは外注でもちょっと時間が掛かってました。
こんなもんでしょうか。(よそをしらないんです)

ですので、外来で通っていると採血して貰って、次回に結果を聞く。というかたちです。
来月からは、タルセバが一ヶ月処方が可能になってしまうので、2週毎の外来はひと月ごとになってしまうのでしょう。

タルセバを始めるまで、化学療法を施行していた際、あるいは経過観察の際は、ひと月に一度、しかも先月の腫瘍マーカーを聞かされて、何の意味があるんだろう。。。と思ってました。無いよりはマシですが。

それで、ケモの皮膚症状が出ていたので、呼吸器外来の合間に皮膚科に通って電子カルテで2週前の検査結果を確認する。。そんなこともやってました。

あのころは、不安でしょうがなかったです。
今もそうですけど。
へへ。。。解消するわけないっすよね。

昨日、書き始めてなので、何のことだかわかっているのは自分だけなんですよね。
もっとも、恥ずかしくて、、そんなに誰かに見て欲しいとかでもないんですが。

タルセバを始めたのは、この6月20日から150mgです。ふつうの用量で。
幸い「遺伝子変異がある」(一般とは反対がわに、、と云われたのをよく覚えています)とのことで、分子標的であるイレッサも、たぶんタルセバも効果が期待できると言われて、結局、規格が豊富で、減量に事欠かないという理由でタルセバにしました。
8月から、CEAとSLXが正常範囲に。両肺にあった多数の粒粒が見えなくなってくれています。
本日で、100mgへの減量から4週後。
腫瘍マーカーは、2週間前の減量2週間後の結果。
CEA 2.1 SLX 17.5

安心?
2週間で大きな変動も無いだろう?
まぁ両方。

このまま行ければ、タルセバの著効例でしょうか?
そうなりたいですね。

今日は、近くのレンタルやさんで始めて会員になって。
いつもは蔦谷を使ってます。
蔦谷に無いものがあったので、、、「笑う犬の冒険」、、「生活」もありましたが。
VTRしかないんですね。
先日、DVDを新規で発売するとかで特番がありましたが、、それでうちのお嬢様方は「テリーとドリー」がお気に入りに。。
久しぶりにビデオデッキを回すと、最初はビデオテープがダメダメなのでは?と思われるほどの砂の嵐。
このデッキは何年、動いてないんでしょう?
徐々に、体が戻ったのか、テープを巻き込むことなく、砂の嵐からクリア(地アナ以下)な世界に返ってきてくれました。
かなり、笑いました。

初日に比べると、長すぎですね。

2008年7月3日木曜日

2008年7月3日木曜日

朝から採血して、胸写撮って、
皮膚科に行って、忙しかった


昼から、はげちょぴと濱ちゃんに状況を説明して貰った。


写真を見てはげっちょが、CTを見ないとハッキリとしたことは言えないけれど、
レントゲンを見た感じではきれいになっていると。


なるほど、前の写真と比べると、
ちょっと薄く膜がひとつ剥がれたような感じ。
って事は、あの肺全体に小さくプチプチと
広がっていたのは転移だったのね。
やっぱり状況は、とってもよろしくなかったに違いない。


結局入院時の腫瘍マーカーは確認しなかったから、
知らなかったんだけど、23から、12になっていた。
それでも高いのは高いんだけど、
2週間の内服治療で、
化学療法のしんどい思い無しでって、いうのは体したものだな。


レントゲンとは言え、所見も改善しているし、よく効いている。
「よく」かどうかは分からないけど、
間違いなく効果はでている。
有り難いことです。


副作用も、大きなモノはない、ということで、明日に退院となりました。


二週間先に外来があって、その時に採血、
出来るようならCTを当日に緊急で入れるんでしょう。
たぶん、予約はイッパイなんだろうね。
それまで問題なきゃ良いけどね。


あとは、効果が続く限り、大きく副作用が変化したり、
新しいモノが出てきたりしない限りは、
このままタルセバを飲み続ける訳ですね。


あれだけ口内炎に悩まされて、耐えただけのことはありますね。
恐らくこれからも口内炎なり皮膚の症状には、
これからも悩まなきゃいけないんだろうけれど。
まだ、これだけ効果がちゃんと現れていってくれるのなら、文句はない。
ちゃんと我慢もしましょう。


とりあえずほっとしました。


ただ、肝機能が徐々に上がっているような気がすることと、
白血球はさほど問題になるわけではないけど、
リンパ球の比率が下がっていること。1500はあるものの、
タルセバが効果があるうちに腫瘍を攻撃して貰うために
常に、2000くらいあって欲しいところです。


やはり、今後は自己免疫力をいかに高めるかが問題になりそうです。
運動とお散歩と笑いですね。


さて、明日は先月の入院費用と、今月の分と。
今月の分も単純に薬剤費があるから莫大になるだろうな。
楽しみではないけど、一杯イッパイの請求なんでしょうかね。
気になります。


あしたは、帰ってぱーっとやりましょう。
お寿司ですかね。


さて、退院して帰りはするが、仕事はどうしようかな。


いつから出ようか?
体力的にはちょっとしたら出られると思うけど、
気持ち的に、どうしたものかなと逡巡してます。


CTで画像上で、いくらか効いている事を確認する。
マーカーが、もちょっと下がる。
そのあたりのコトをいいわけに、
もう少し自宅療養をさせて貰おうかな。


まだまだ、先が長く、道はまだまだ続いているんですから、
焦らずに、足下を確かめながらでも進んで参りましょう。
がんばろうね。