2009年2月17日火曜日

Monjya-Yaki (2009-02-17)

最近、なぜかブームをむかえました。


たこ焼きは、基本的に「明石焼き」様式ですが、
関西風のお好み焼きは、無理です。
家族は、平気らしいですが、、、私はもう、まったくダメ。


お好み焼きといえば、通常、広島のお好み焼きことをさして言います。
しかし、以前、もんじゃ焼きがある店に迷い込んでしまい、
郷に入ればゴーで食べてみた。
その店の味付けは、ずいぶん喉が渇く感じで濃かったが、
「ふーん。こんなものか」と、まぁ食べられた。


その記憶だけだが、スーパーなどで「もんじゃ焼きパック」みたいなのを見かけるたび、
また食べてみたいなぁと、なんとはなしに思った。
でも、わが家にはもんじゃ用の「コテ」が無かったので、
縁がないものと諦めておりました。


でもちょこっと、その気になって「コテ」探しを始めてみたのです、、、すぐ見つかると思って。
目論見が外れて、結構、あちこちを探す羽目になりました。

どうでも西日本では、もんじゃ用の「コテ」は、普及率がかなり低そうです。
あれは、失くさない限り壊れないだろうし、成長とともに買い換えるような需要も無いでしょうからねぇ。

関東の人が異動して来ても、きっと持参されているんでしょうねぇ。
しかし、ひと月あまりの捜索により、ついに発見。家族分をゲットするに至りました。


 実は、百均に普通にあるのでした。
 それに気がついたときはかなりショックだったなぁ。


とりあえず最初は、
市販の「もんじゃ焼きパック」を使って、
作ってみました。


あら、簡単。
こんな感じで良いのかい、、、ちょっと拍子抜けだけど、いいのかな。
てなことで、次からは具材を揃えて「自家製もんじゃ」に突入。


簡単で、美味しい。
んで、安上がり。
まとまる。


お好み焼きは、ホットプレートで私が焼きますが、
関西風とは違って、手間とスペースを取るので、一度に何枚も出来ません。
ホットプレート、もう一台あったら早いのに。。と思ったり。
でも、きっとブレーカーが落ちるにちがいない。


もんじゃ焼きは、とりあえず2人前を作って、いっせいにみんなでつつける。
ちょっとずつ、具材が増えたり、素材や細工が工夫されて、
みんなが食べやすい、好みの味付けになってきてます。
長女曰く「毎日でもいい」らしい。


毎日は、さすがにやめたほうがいい。と思う。
でも、しばらく週に一度はやってしまいそう。
いきおい、お好み焼きの焼き方を忘れそうです。


2009年2月10日火曜日

歯車 「閃輝暗点」 (2009-02-10)

あっという間に節分も過ぎて、後厄も終わりました。
早いですねぇ。
一日一日は、もっと早く過ぎています。
いろいろ、頭の中では書いていたのですが、ずいぶんほったらかしで。

ちょうど一年前の今頃は、再発一回目の化学療法のために入院していました。
タキソールとパラプラチン。
自覚症状はきつくないのに、体にはキツイという。。。
効果があれば、きっとよい薬でしたが、効かなかったのよねぇ。
2クールやっただけでしたね。

1クールの様子見て、「後は外来にしましょうね。」と方針が決まって、、、
効果がどうかねぇっって思いながら、外泊して自宅でPCをいじっている時に、それが起こった。

左目の視野の中、真ん中で、ちょうど分厚いガラスブロックが入った様。
黒いような、それで居て光が抜けているような。。。妙な感じ。
そこが、とろけるみたいに、真ん中から下へ向けて垂れて行く様な、渦を巻くような。。
ウルトラQとかウルトラマンのタイトルが、マーブル模様でぐるぐる回っていくような。感じ。

その自分の症状をもとにGoogleで検索すると、、
ふむ「閃輝暗点」というものらしい。
なかなか、真ん中の視野が無い状態でPC作業は難しいのも、よくわかった。

Wikipediaに書いてあるように、時間とともにぐるぐる回転しながら、視野の回りに消えて行く過程を、途中からは少し楽しんだ。
一般に続発するという偏頭痛は、わたしには無かった。
続発する偏頭痛は、とても辛いものだそうだ。
同じように検索していて、芥川龍之介がこの症状で苦しんでいたそうで、それを元に「歯車」という作品を著したとか。
本当かどうかは知らない。そういう作品が本当にあるのかも知らない。
でも、あれは確かに「歯車」みたいだった。

外泊から病院に戻って、MRIをやったら、都合4箇所の脳転移が見つかった。
大きくても6mmだったか。
担当医が、入院時の検査で「MRIもやりましょう」と言っていたのが予約を入れ忘れていたらしい。
あの症状が出てこなかったら、あの入院時にMRIは出来なかったと思う。
その次は、4月に入院したから、、そのタイミングでだったら、どの位腫瘍は大きくなっていたか。

不幸中の幸いというのかも。

治療は、頭全体に放射線を照射して腫瘍を焼くか、ガンマ線を腫瘍の一つ一つに狙い打つか。
4箇所を超える脳転移は、再発の可能性が非常に高いそうだ。
放射線科は全脳照射がお勧めだとか。
若い担当医と、親しくしてくれていた看護師は、全脳照射は認知症状のリスクがあるから
4箇所に対応できるかどうかわからないが、ガンマナイフの方がよいと勧めてくれた。

ガンマナイフは市内に実施施設があった。
これも幸い。ふつうは県内に一つかふたつ。それさえ無い県だってある。
すぐに行ける距離だった。

結局、化学療法が1クール終わって退院と同時に、ガンマナイフを受けるために病院をハシゴする事にになってしまった。

二泊三日で、中日に検査と治療を行う。

これまた貴重な経験でした。
まぁ、またやるかもしれないけど。

最初に、MRIで場所を特定して、そこにガンマ線を照射するんですが、、
場所を固定するためにガイドが要るので、頭を鋼のフレームに固定します。
どうやって固定するかというと、ネジを用います。

ガンマナイフ帰りは、麻呂ではありませんが、おでこに2箇所ネジで空いた穴が出来ます。
後ろ頭にも、2箇所出来てますが、これは髪の毛で隠れるかと。。
麻酔とかちょっと沈静剤ぽいのが入っているので、ネジきりされるときは痛くないです。
終わったら絆創膏を貼ってくれます。
いつかは消えますが、しばらくは残ってましたねぇ。
フレームを着けて、MRIを受けて午前終了。
食事は、午後の治療があるのでフレームを着けたままで。
口の前辺りに横切るフレームがあるし、
鎮静剤が残っていたりするので、食事にはちょっと介助が要る。
で、昼から治療。
たぶん一日に3人か4人くらいかな。

腫瘍のサイズにもよるそうですが、10箇所くらいは対応できるそうな。
結局、そこの脳外でのMRIでは5箇所目が見つかり、全部に治療を受けました。

初めて入院した個人病院の食事は、美味しかったのと、看護師が若くて派手で化粧臭かったのを覚えてます。
そうそう、男のチャラい看護師は使えんと思いました。そんなことが不快に思えるオジサンなのね。

2月3日、節分に1年後のフォローでMRIを受けました。
まだ、レポートは貰ってませんが、10月までにはご新規は出てません。
ただ、脳外が5個目を見つけたのと、全脳照射に対するプレゼンテーションがへぼ過ぎたので、今の放射線科の読影能力を疑って掛かってます。餅は餅屋なんでしょうけど、美味しい餅屋じゃないです。赤福や白い恋人っぽいですね。

とまれ年明けてから、1月、2月とCEAは、横ばいで安定です。
そのほか、大きな問題も無く経過しています。

ただ、ガンマナイフのあと、天気が悪いと頭が痛かったり重かったり、、
もともと頭痛持ちではなかったので、、辛いものですね。