2010年7月29日木曜日

治療 15日目 一回目の終わりなんだが。

朝、二番目ぐらいで、採血。
他はいつもと変わらない一日の始まり。

「ゲゲ」を見てたら、研修医先生登場。
今週は、病棟での担当医の先生は、夏休みをとっていて一週間はフザイ。
もっぱら、かの研修医先生がガンバってくれている。

片手には、検査結果を印刷したA4サイズの藁半紙色の紙。

研修医先生が云うことには、白血球が3,000をちょくっと切っている、と。
好中球は1,500以上あるけど、ここは様子をみて治療はお休みにしましょう。
土曜日にもう一度、採血を行って判断しましょう。
って言うじゃない。

白血球は、ほんのちょっとだけお得加減の値付け。
正味は3,000なんだけど、奥さん可愛いから負けて 2,980にしとくわ、っていう数字。
此れは、以前にお世話になった、濱ちゃんならやってるんじゃなかろうか。
そう思ったのが、口をついて出てしまって。
「これ、出来るんちゃうん?」って言ってしまった。
ごめんね、研修医くん。
微妙に、恐縮した感じで帰って行った。

なんのコトはない、残ったのは自己嫌悪と、「明日は帰られんバイ」と云う事実。
ちぇっ

本日、至極 暇になってもうたやんけ~
ナニシヨウカイ と考えていると、木曜日の恒例行事のシーツ交換が始まったので、脱出。
売店で新聞を買い、シーツ交換が終わったベッドに戻っておとなしくしていると、ふたたび研修医くんが登場。
「主治医が、今回が最後だから患者さんの希望があれば治療を行ったら、と云われました。」
お前が希望するんなら、という地雷は踏まされているが。

多分、担当医からは、白血球が3,000切るようなら中止。って、下限を決められて指導を受けていたんだろうな。
中途半端に割っているもんだから不安になったのか、主治医にも指導内容を確認しに行ったんだと思った。
ま、今回が最後の投与。
つまり、このあとは次のサイクルまで休薬で、都合、二週間で回復を待つわけだから、もうちょっとくらい白血球が落ちるのは構わないんだよな。

でも、本当に下がりすぎると困るんだ。
以前に、カルボプラチンとタキソールをやったときには、白血球が下がったまんま戻らなくて、ついに次のサイクルを始められなかった。
そのあとも白血球が上がらないから、出来ることがなくなって、効果判定を先にやってみたら、効果なし。
結局、薬剤を変更することになったんだよな。
そうそう。思い出しました。
カルボプラチン+タキソールは、一回のサイクルしか経験がないんだ。

経緯はこんな感じでしたが、詰まるところ、治療をスケジュール通りに熟すことが叶いました。
採血の結果待ちでのスタートは、それ自体が遅くなるのに、ヘンテコな「あとだし指示」みたいなことになったので、午前中に薬剤が、病棟に上がってくることは到底なく、治療は午後からになりました。

今日も、先週と同じくタキソールの投与が目的で、そのためのステロイド、制吐剤、H2RA、生食です。
タキソールは稀にショックがあり、スタートしてから15分くらいは、看護師さんがずっと側についているのですが、その時にむにゃむにゃお話していて…。

最初に、制吐剤の点滴を30分で入れるときに、その惻管、横槍を入れて、H2ブロッカーとステロイドを注射器で入れてゆくのです。このときに、痒みを訴える患者さんが多い、らしい。
じつは、手が届かない微妙な位置や、掻きむしることをはばかる様なところが、ひどく痒くなります。
例えば、おしりの穴の周り とか。
むずむずして、たまらんとです。しばらくすると治まるんですがね。
以前には「覚え」が無いことなので、たぶんステロイドのデキサメサゾンが後発品になってからだと言う話。
ジェネリックの話は・・・ ま、いいや。

ひとつめのサイクルは、なんとか、スケジュールを熟せましたよ。
でも舌苔を見ると、朝はきれいだったのに、ちょっと変化がありそうで。
徐々に減っているのかもの白血球。
3,000を切ったところから、さらに減っているとすると、明日は怠いのかも知れない。

週末の外泊は、かなり無理っぽいので、と云うより間違いなくムリ。
採血もしてもらえない、そんなレベルだと思うね。
諦めておきましょう。ごめんよー。(/ _ ; )

今日は、ステロイドで寝つきが悪いですね。
これも一緒に、諦めておきましょう。