2010年1月20日水曜日

前立腺癌とかで 聞いた話 (2010-01-20)

こいつ。

人工尿道括約筋

昔は、欧米のものを輸入して、使われていたそうだ。
この度のは、日本人の規格に合わせて作成され、
あらたに、用いられるようになったそうな。

とても、簡便そうで、
尿失禁で困る方には、便利そうです。
ボタン一つで、、、って感じが、特に。

最近では、前立腺癌の手術も、腹腔鏡手術であったりと、
とてもよくなっているので、
術後に、尿失禁で尿が不随意にジャジャ漏れで困る。
というように、これらのモノが必要な、
問題となるケースは、かなり少ないんですと。

それゆえ、この先端医療の実施は、国内4施設。
今後これがメジャーになって、
しかも、保険適応になって行くという目処はない、
ということで、これを希望するのは、自己負担170万円あまりが必要なのです。

(重粒子線治療よりは安いよね。)

前立腺癌の術後の問題は、尿失禁とEDだそうです。
いずれも、男性の面子に関わるようですね。
QOLにお金がかけられる人は、是非どうぞ。



前立腺癌も、程度にもよろうが、
さほど心配するものでもなく、
共存が可能な癌、だと聞いた。

ふつうに、死亡された方を、解剖をすると、
かなりの高率で前立腺癌が存在するそうです。
前立腺癌は、あって当たり前。みたいです。
男の子はいつか前立腺が肥大して、
そして、癌化して行くものなのでしょう。

ただ、治療と称してリュープリンを使うのは、
じつは、タケダに上手いことやられているんだそうで。

睾丸を取ってしまえば、リュープリンを延々と投与することと
ほぼ同じ効果があるんですって。ヘェー?

それを治療選択で勧める選択肢にも含めないで、
製薬メーカーに寄与している医者ばかりだ。
という、話を聞いて。

薬価の高い薬が、使われていて、
あれは特効薬で、使われているのだと
思っていたわたしは、
お間抜けでした。

睾丸を取るのは、日帰り手術で、
診療所でも、全然、対応出来る手術なんですって。

リュープリンの薬剤負担が高いと思う方は、
睾丸を取るという選択肢もあるそうですよ。
一生分の薬剤費と、オペ代は、どんなバランスでしょう。

前立腺癌のコントロールには、
女性ホルモンによる治療を、
間歇で、薬剤をクールごとに変更しながら、
行うのが良いらしいです。

女性ホルモンが効くので、睾丸を取るのがいいのですね。
納得です。

最初に入院したときには、前立腺癌と肺がんを別々に、
経験されている方が同室でしたが、
そうれなりの年齢でしたしねぇ。


たぶん、わたしが、この知識を自分で生かす機会は無さそうなので、
思い出しながら、書いてみました。

あと、PSAは、前立腺癌のマーカーとして厚労省が認めていないんですって。
欧米では、それを追いかけることで、
前立腺癌の早期発見・早期治療と、延命に寄与しているそうですが、
国内では、過剰な検査誘発を危惧されるのか、
その有用性が認められていないそうです。

妙な話ですよね。