2009年7月3日金曜日

タルセバで 一年 (2009-07-03)

今日は外来日。
(なので待合でポチポチ入力してみました)

さて、前回の退院からちょうど一年が過ぎました。

って言うことは、タルセバを内服し始めて1年を越えたと言うことです。
ま厳密に言うと、6月の20日から始まっていますから、

投薬期間でいえば、とうに過ぎているわけですが。
150mgで開始して、おおよそ3ヶ月を越えてから

100mgに減量されて続いています。
(100mgは青いシートです)

減量後暫くしてから、

それまで悩まされていた爪症状がほぼ消失。

今でもたまに出てきますが、

数日で消退してくれる規模なので、
とても楽になりました。


現状で、継続している副作用を確認してみようと思います。



1.下痢

程度は良くなったり悪くなったりで、

水様であったり、お粥より堅くなったりと変化はある。
「ちょっと良い感じやーん」と思っていても、
すっと逆戻りしてしまう。

全体的にゆるーい感じに変わりがない。
自宅療養の身の上では、さほど困難はないものの、

催すときには切迫感を伴うので外出時には神経を使うのが難点。



2.口内炎


以前と比べると、格段におつき合いが

上手くできるようになったと思う。
インターバルが少し長くなったようにも感じるし、
閾値の変化なのか痛みも楽になってきている感がある。
慣れかな。

イソジンうがいをマメにして、小さいうちに見つける。
早めからステロイドで炎症を抑え込む事が出来ると、
ほぼ被害ゼロに出来ることも稀にある。
ずいぶんと場慣れしてしまった感じ。



3.皮膚の痒み


これも減量とともに程度は良くなっている。
始めたときには皮疹も伴っていたが、
無くはないが十分に耐えられる。

でも、頭皮が痒いのが治まらなくて、

たまに掻きムシってしまう。
でもそこそこ掻きムシってやると治まってくれるのだから、
まだマシだろう。

これが延々と続くアトピーさんなんかは、
大変だと思ってしまう。

肺を切った当日の夜に、痛み止めの麻薬が合わなくて、
痒くて痒くて眠れなかったことを思い出しました。

痒みはなかなか我慢する事が出来ない感覚だと、

言われて居ます。
辛いのよね。(涙)



4.腓返り


此処半年、徐々にきっつくなってきてます。
さっきも主治医に聞いたけど、

「よく分から無い」
こんど「そういう副作用があるのかメーカーの人に聞いてみる」

そんなに期待してないけど、
症度の低い副作用は、大概放ったらかしだからな。
最初は、就寝時とか伸びをしたり力が入ったときに

足が吊るって奴だったんだけど、
最近は吊れるとことはとりあえず吊っておこう、
って事になっているらしい。
けっこう、こまる。

足の指とか、掌の親指とか、頸だぁ背中だぁ

体ひねって後ろ向いたら
そのまんま~ ピキって 
みたいな。
泪目

わかりやすいところは反対に引っ張ってやれば、

治まったりするんだけど、反対に引っ張るのはどうすればいいの?
っていう部位は、ひたすらに嵐が過ぎ去るのを待たなきゃいけない。
痛いんだよなぁ。

今朝も左足が吊って、

ちょうど親指が反り返るような感じ。

最近見かける
「お年寄り向けに転倒防止でつま先が持ち上がるテーピングを施した靴下」を
履いたみたいで安心って状態になって、延々とつっぱらかっている。

痛いからなおそうと反対に引っ張ると、
今度はそっちがつっぱらかる。

しまいにはどっちがメインかわからない、綱引き状態だった。

ひたすら嵐が過ぎ去るのを待っているという、、

泪目状態以外の何者でもない。
相当痛くて、、長かった。


効く、と言われる漢方(確かトウキシャクヤクだった)を

処方して貰ったことがある。
もうひとつ、効いたのかどうだか分からないまんまだった。
(再度は、処方してもらわなかった)

防風痛散湯だかは、確か筋肉痛や足の腓返りを抑えるとかって

ゴルフの前に飲んでいる知り合いが多かったが、
そっちのほうが効くのかな。

でも葛根湯以外、漢方は効果をあまり信じていないので、
飲んでも効かないだろうな。



5.嘔気


朝、起床してから一時間ぐらいは、
吐気に支配されてていけません。

もともと胃逆流症で食道裂孔ヘルニアがあったりするのも関係あるのかな。
酸分泌抑制剤をのんでいるからなのか、
たまに吐気に負けて戻すと、胃液、しかも殆ど胃粘液みたいな感じなのが、
朝から何も飲んでいないにも関わらず、どっろりんとたっくさん出ることがある。

これをまとめて出すとすっきり。
何事もなかったようになるので、出せればそのほうがいい。
一度、ちゃんとした消化器専門医にかかりたいんだが、
今はそこそこの消化器専門医に、
内視鏡をしてもらったくらいだ。



そんなわけで、ここしばらく朝食をパスすることが殆どになってしまった。

タルセバは、朝食から2時間後に内服。
内服後、一時間は食事ダメ。

特に脂肪と一緒だと、血中濃度が上がるらしい。

私は、PPIを飲んでるけど、
これも胃酸が薄いと今度は吸収が悪くなるらしい。

PPIは昼間の酸分泌を抑えるので、
あんまり意味はないかもしれないが一応、夜に飲むようにはしている。

朝食は食べなくなったから、いつタルセバを飲んでもよさそうだが、
いちおう毎朝10時に飲むようにしている。

(この辺からEM‐ONEアルファから自宅のPCに変わって文体が変化してしまう)

昨年の秋から、追突事故のゆわゆる鞭打症に対する痛みどめの薬を変えてもらった。
これは知り合いの整形外科CLで出してもらっているやつなので、
病院の呼吸器内科の処方とは別。

セレコックス(セレコキシブ)200mgを、分二で内服中。

セレコキシブはCOX2阻害剤で、
ゆわゆるNSAIDs/非ステロイド性抗炎症剤。
(米ファルマシアアップジョン、今は米ファイザーの商品)

今使っているタルセバ(エルロチニブ)とセレコキシブとの併用で、
抗腫瘍効果がタルセバ単独よりも有意に高かったという報告があったので、
どうせNSAIDsを飲んでいるんだったら、
そっちにしようと思って半年余り続けてます。

報告のあった併用効果は400mgから800mgが必要のようだから、
まぁ、ほんの気休めかな。

で、朝夕の内服が、朝食を抜くようになると朝の薬は飲みにくい。
空っ腹にNSAIDsはやっぱり憚れられる。

面倒くさいしどうせだからって、
タルセバを飲むタイミングに合わせてしまった。

まずいかな~ でもCmaxは近づけたほうがいいかも知れない!
 と安直に思って、
そのまま二か月くらいたっちゃいました。

この前の採血でCEAが1.9から1.6になってた。。。
いいのかどうか。

~5.0以下が正常値で、2.0を割って来たところで、
もうこれ以上は下がらないよなぁなんて思っていたんで、
ちょっと嬉しいな。

…とはいえ初発に見つかった段階からCEAは
正常値を超えていなかったなぁ と今思い出す。
4.8 とか 4.9だった。

再発してからはモリモリ上がっていたけど。
(3桁ね。上は4桁もあるらしいけど)
CEAやSLXが下がっていても、
どこかに腫瘍がいる可能性は十分あるのですな。


まぁ、癌の根治は外科的切除以外には無いわけで、
再発したものは、どんなに治療をつくしたとしても、
根治には至らないし、癌細胞をすべて排除するなんて不可能なこと。
そのへんはちゃんと理解しなきゃねぇ。

肺がんはCOX2が過剰発現しているらしく、
COX2阻害剤は有効だというのは何かで見た。
またCOX2阻害剤は、エルロチニブの抵抗性を引き戻す作用があるらしく、有用らしい。
セレブレックスは心臓に対する副作用があって、
COX2阻害剤はそれがもとで販売中止になったものもある。

腓返りが、併用によるものかもしれない。
うん、そうかもしれないなぁ。
なーんちゃってポテトグラタン。

今日は採血してきたけど、
次回のレポートでCEAがモリモリしてたら
悲しい話になってしまいますな。

さて、久しぶりに病状を書いているわけですが、
切羽詰まって思いつめるような状況から解放されて、
ほんとうに久しくなりました。


ブログを始めた段階で、すでに違う精神状態にはなれていたんですが。
喉元過ぎれば何とやら、とは情けない感じもします。

肺癌を確認してからは、一日を過ごすのに、
今日という日は二度とない、もう一度この地へ立ち寄れるものか、
と追い立てられることしきりでした。

色々考えましたねぇ。
貴重な思慮の時間と大事な記憶です。

さて、今月から住民税がなくなりました。
それも情けないことです。
近々に何とかしたいですね。