2011年8月4日木曜日

アリムタと脳転移 _φ( ̄ー ̄ )

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2011. 7. 25
ペメトレキセド単剤は非小細胞肺癌の脳転移巣を制御
【臨床腫瘍学会2011】
学会スペシャル:第9回日本臨床腫瘍学会学術集会
2011年7月21日〜23日 横浜
日経メディカルオンライン 八倉巻尚子=医学ライター
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/gakkai/sp/jsmo2011/201107/520872.html

関連ジャンル: 肺癌
 非小細胞肺癌の脳転移巣に対し、ペメトレキセド単剤は腫瘍制御効果があり、特に脳転移に対する放射線療法治療歴のない患者では効果が高いことがレトロスペクティブな解析で明らかになった。7月21日から23日に横浜市で開催された第9回日本臨床腫瘍学会学術集会で、静岡がんセンター呼吸器内科の津谷あす香氏が発表した。

 非小細胞肺癌患者において脳転移は20%から40%に認められ、症候性の脳転移には全脳照射(WBRT)や定位手術的照射(SRS)が勧められている。一方、無症候性の脳転移では全身化学療法の有効性が報告されている。

 そこで津谷氏らは、脳転移を有する非小細胞肺癌患者で、ペメトレキセドの効果を検討した。対象は、2010年2月から2011年1月までにペメトレキセド単剤による治療を受けた非小細胞肺癌患者92人のうち、脳転移があった25人。年齢中央値は65歳(28-82歳)、男性が14人、女性が11人。全員が腺癌で、EGFR変異陽性が7人、前治療レジメン数の中央値は2レジメン。ペメトレキセド治療前に放射線療法を受けた患者は18人、脳転移の単発例は2人、多発例が23人。ペメトレキセドの投与コース中央値は4コースだった。

 抗腫瘍効果は、全体では部分奏効(PR)が2人、病勢安定(SD)が10人、病勢進行(PD)が9人、評価不能(NE)が4人で、奏効率は8%、病勢制御率は48%だった。脳転移巣に対する抗腫瘍効果は、完全奏効(CR)が2人、PRが2人、SDが13人、PDが2人、NEが6人で、奏効率は16%、病勢制御率は68%だった。脳転移外に対する奏効率は12%、病勢制御率は72%だった。

 また脳転移に対する放射線療法の治療歴がない、あるいは放射線療法後に脳転移増悪が見られた患者11人において、脳転移巣に対するペメトレキセドの抗腫瘍効果は、CRが1人、PRが2人、SDが6人、PDが0人、NEが2人で、奏効率は27.3%、病勢制御率は81.8%だった。脳転移外に対する奏効率は18.2%、病勢制御率は72.7%、全体では奏効率18.2%、病勢制御率は54.5%だった。

 脳転移に対して抗腫瘍効果が見られた4人では、2人がWBRTを受けていた。25人の全生存期間中央値は11カ月、無増悪生存期間中央値は8.5カ月だった。

 グレード3の有害事象は白血球減少が1人、好中球減少が2人、貧血が2人、発熱性好中球減少が1人、皮疹が2人、感染症が1人、GPT上昇が2人だった。グレード4の有害事象はなかった。

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頭が痛えのは、一応の効果か。
と、夢でも見ちゃおう。
でも、γナイフは必須だろうな。

2011/08/02 頭部造影MR 画像診断報告書

2011/08/02 頭部造影MR 画像診断報告書

コメント
依頼コメント:転移性脳腫瘍
検査目的:肺癌でCBDCA+TXL+AVA:6コース、AVA単剤4コースでPDとなった方です。レジメ変更予定です。頭部の評価をよろしくお願いいたします。


画像所見
2011/02/01の過去画像と比較読影を行いました。

○肺ca化学療法後。
右上葉切除後再発の方小脳半球の粒状濃染はほぼ同等ですが、左小脳半球、両側大脳半球には輪状濃染結節を新たに散見します。
右側頭葉の陰影は濃染増強して見えます。


画像診断
脳転移γナイフ後
転移巣の増大疑

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ふむ。

また鋼鉄のフレームと合体か。

2011/08/01 NM:骨シンチ 画像診断報告書

2011/08/01 NM:骨シンチ 画像診断報告書

コメント
依頼コメント:肺癌
検査目的:右S3原発肺腺癌で右上葉切除後再発の方です。5月より両側股関節の疼痛があります。転移はいかがでしょうか? 骨シンチによる評価をお願い致します。


画像所見
◆股関節部に特別な変化は認めない。

ほか、骨転移を疑う異常集積像は認めない。


画像診断
no sign of bone meta


読影日 2011/08/01 診断医:Dr.N

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どうもね。

2011/07/27 造影CT 画像診断報告書

2011/07/27 造影CT 画像診断報告書

コメント
依頼コメント:LK
検査目的:CBDCA+TXL+AVA:6コース、AVA単剤で4コース行いPDとなりました。レジメ変更化学療法前の評価です。胸膜播種および転移巣の所見はいかがでしょうか?


画像所見
●両肺に転移巣と思われる結節が多発しています。

●肝S8に約4mmと7mm、S6に5mmの腫瘤がみられます。転移と考えます。

●左肺門リンパ節腫大あり。

●胸膜肥厚、胸水貯留を指摘できません。


画像診断
右肺ca.術後
肺、肝、リンパ節転移疑い


読影日 2011/07/27 診断医:Dr.O

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O先生の方が、報告が読みやすいと云うか丁寧と云うか。
キノセイ?
読影も丁寧にされていて、見落としが無いから…とか。
思って来るでっしょ。
画像診断はねぇ…。
扇子のある梨が大きなお世話じゃ云々カンヌン。

2011/06/17 造影CT 画像診断報告書

2011/06/17 造影CT 画像診断報告書

画像所見
◆肺野に多発点状影が出現しており肺転移を疑う。右肺底部にあった策状影も増大しており、これも転移であった様子。

右肺上葉切除後。

◆類円形だが、気管分岐部リンパ節が徐々に増大してきた。

◆肝転移認めない。


画像診断
肺転移:再再増大


読影日 2011/06/17 診断医:Dr.N

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再再増大 って。(●´⌓`●)